30代、40代になると徐々に現れる「ほうれい線」。ほうれい線があると老けて見られがちですよね。ほうれい線のあるなしで、見た目年齢が大きく変わります。ほうれい線は男女関係なく発生し、悩んでいる方も少なくありません。
ほうれい線にお悩みの方に朗報です。ほうれい線のケアには舌を回すエクササイズが効果的なんです。高価な化粧品や大変な作業を行うことなく、ほうれい線を消すことができます。
さらに小顔効果など複数の美容効果があるエクササイズ。手軽にできるので取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回は、ほうれい線に効果的な舌回しのやり方を紹介します。
ほうれい線が消える「舌回し」とは
舌回しはその名の通り、舌を回すエクササイズのことです。ベロ回し体操、舌回し体操とも呼ばれます。
ほうれい線に効果的で、表情筋を鍛えてくれます。
いつでもできる手軽さで話題になり、テレビでも紹介されたほど。自分の舌を動かすだけなので、費用がかからない上に好きな時にできます。
そのため老若男女問わずお勧めできるエクササイズです。
舌回しでほうれい線が消える理由
ほうれい線は表情筋が衰えることで生まれます。表情筋の9割程度は薄く細い「遅筋」という筋肉で、ただ顔を動かすだけでは鍛えられません。
舌回しを行うことで遅筋を鍛えることができ、遅筋を使う口周り動きがスムーズになります。そのためほうれい線への効果があり、同時に口周りの筋肉をつけることができるのです。
口周りを動かすと血行が良くなり、筋肉のコリや血色の悪さも改善します。舌回しに即効性があると言われるのは、血行が良くなり固まった表情筋がほぐれて表情が柔らかくなるためです。
また、舌回しを行うと唾液の分泌が活発になります。美容効果に加えて、虫歯予防や口臭予防など”お口のお悩み”に全体的に効果があります。
舌回しの様々な効果
舌回しにはほうれい線の改善はもちろん、様々な効果があります。顔のエイジングケアに、是非取り入れてみましょう。
ほうれい線の解消
口周りの筋肉がつき、頬のたるみが改善してほうれい線がなくなります。血行が良くなるので肌の見た目も良くなります。
シワ・たるみの改善
ほうれい線と同様に、顔の筋肉がつくことで、シワやたるみに効果的です。舌回しを続けることで、深いシワも薄くなります。たるみがなくなるので、顔全体のリフトアップにもつながります。
二重アゴの解消
二重アゴは顔のむくみや、舌の付け根の筋肉が弱ることで起こります。舌回しでリンパの流れが良くなるので顔のむくみが治ります。
また、舌を直接動かすので舌の付け根にある「舌骨上筋群」が鍛えられ、二重アゴの原因を取り除けます。
顔の歪みが改善
表情の作り方など、顔の筋肉をバランス良く使っていないと表情筋に偏りができます。顔の偏りは写真を撮った時などに確認できます。
舌回しをすると顔の筋肉をほぐし、表情筋を鍛えることができるので筋肉をバランス良く使えるようになります。
滑舌が改善
舌や口周りの筋力が弱いと滑舌が悪くなります。舌回しで筋肉を鍛えることで、舌の使い方が上手くなり、ハキハキと滑舌良く話すことができるように。
舌のコントロール能力は話術につながるのです。
舌回しのやり方
舌回しはいつでも好きな時間にできます。気が付いたら舌を回す習慣をつけましょう。毎日同じ時間に行う場合は、起床してすぐか寝る直前が良いです。
舌回しには2種類のやり方があります。
ほうれい線への効果が大きいのは、口の内側で舌をぐるぐると回す方法。ほうれい線を内側から押し出すような意識で、口を閉じて口の中で舌を回します。
もう一つは、口を開けて舌を外に出してぐるぐると回す方法。口周り以外の筋肉も一緒に鍛えられるので、二重アゴも同時に解消したい場合に効果的です。
どちらの方法も、舌を右回り・左回りと左右で同じ回数だけ回します。無理やり舌を伸ばす必要はありません。歯茎や上あごに擦れて痛くなる場合は、回す速度が速いためです。無理なくできるよう、ゆっくりとした速度で回しましょう。目安としては1回あたり2秒程度です。
慣れるまでは左右それぞれ20回ずつやってみましょう。はじめのうちは、口周りが筋肉痛になるかもしれません。1日3回程度が望ましいですが、毎日行うなら”気がついた時に行う”のでも十分です。慣れてきたら徐々に回数を増やしていきましょう。
ほうれい線の濃さや肌質は人それぞれですから、舌回しの効果も人それぞれ。すぐにほうれい線がなくなる人もいれば、ゆっくりと薄くなっていく人もいます。すぐに効果が出なくても、毎日続けることが大切です。
また、続けることでほうれい線だけではなく小顔効果などが表れ、トータルで見て若く見えるという場合もあります。
表情筋を鍛えて良いことは沢山ありますが悪いことはありません。継続して舌回しを続けましょう。