姿勢良くあごを引いたら二重あご、何もしていないのにあごに線が入る。多くの人を悩ませる「二重あご」は顔が大きく見える要因になります。
あごのラインがぼやけ、なんだかだらしのない顔つきに。鏡を見る度に気になってしまいます。二重あごは老けて見えるので、男女問わず気になる部分ですね。
顔が太ってしまった場合はもちろん、太っていなくても二重あごになる可能性があります。
二重あご対策にはエクササイズが効果的です。こまめに続けて顔周りをすっきりシャープにしましょう。
今回は二重あごの原因と、二重あご解消のエクササイズを紹介します。
二重あごの原因
二重あごには、大きく分けて3つの原因があります。
顔のたるみ
二重あごの原因として最も代表的なものが、顔のたるみです。
顔の皮膚がたるむと、たるんだ部分が重力によって下へ下へと落ちてきます。たるんだ皮膚が最終的にあごに集まり、二重あごになってしまうのです。
あご周りの筋肉が衰えて肌のハリを維持できなくなると、顔がたるみやすくなります。
肥満
言わずもがな、太ると二重あごの原因になります。首周りの脂肪が増えると、たとえ姿勢が良くても二重あごになってしまいます。
脂肪が多すぎると、気道を圧迫して睡眠時無呼吸症候群などのリスクも上がります。ダイエットを行いましょう。
噛む回数が少ない
昔に比べて現代人は柔らかいものを多く食べており、噛む回数が減少傾向にあります。噛む回数が少ないとあごの筋肉が発達せず、二重あごの原因になります。
エクササイズの効果とやり方
二重あごを解消するには、顔の血行を良くすること、あご周りの筋肉を鍛えることが大切です。エクササイズで少しずつ改善していきましょう。
血行改善エクササイズ
顔の血行を良くするエクササイズです。血行不良によるたるみが改善できます。
・顔を後ろに倒す
・口を大きく開けて「あ」「い」「う」「え」「お」とゆっくりと言う
気がついた時に行います。一度にたくさん行うよりも、何度もこまめに行う方が効力が上がりますよ。
顔の筋肉がほぐれて温まるので、他のエクササイズやマッサージをやる前に行うと良いでしょう。
ペットボトルであごダイエット
口周りの筋肉を鍛えるエクササイズです。
水を少し入れた500mlのペットボトルを用意し、テーブルや机の上に置きます。
・ペットボトルを唇だけの力でくわえる
・空気を吸いながら、頬を思い切りへこませる
・ゆっくりと頬を膨らませる
頬をへこませる時は息を吸い、膨らます時には息を吐きます。行う回数は、唇に少し疲労感を感じるくらいが良いでしょう。慣れるまでは3回程度繰り返します。
舌の出し入れでエクササイズ
二重あごにダイレクトにはたらくエクササイズです。舌を動かしてあご周りの筋肉を動かします。
・舌を前に突き出して3秒間維持する
・舌を上に伸ばして3秒間維持する
・顔を上に向け、舌を左右に動かす
この3ステップを繰り返し行います。胸を張り肩を下ろすよう意識することがポイント。猫背では効果が薄まってしまいます。
地道に続けるとあごの筋肉がつき、フェイスラインが引き締まりますよ。
マッサージの効果とやり方
二重あごにはマッサージも有効です。あごに老廃物が溜まっているとたるみの原因になるので、二重あご改善にはリンパを流すマッサージが良いです。
1.リンパが流れやすいよう整える
鎖骨の上下に指を当て、ゆっくりとこすります。鎖骨のあたりはリンパの通り道。老廃物が流れやすいよう、ゆるめてあげましょう。
2.耳の下に老廃物を集める
人差し指をカギのような形に丸めて、あごの中心に当てます。そこから耳の下に向かってスライド。
この時あごを”アグアグ”と動かしながらやると効率的です。右側は左手で、左側は右手で行います。
3.老廃物を鎖骨へ
耳の下から鎖骨に向かって老廃物を移動させます。痛くない力加減でゆっくりと下へスライド。
4.リンパ節に流し込む
再度鎖骨をこすり、集めた老廃物を流し込んだら完了です。
慣れてくると工程を覚えるので、スムーズに終わります。
マッサージのポイント
二重あご改善のリンパマッサージは、体が温まり血行が良いタイミングがベストです。そのため入浴後の日課にすると効果的。
入浴中はマッサージをする耳から鎖骨にかけて、シャワーや湯船のお湯で温めておきましょう。湯船に浸かった方が体の中まで温まります。
またマッサージ前には必ず、マッサージクリームやオイルを塗っておきましょう。肌を擦る工程があるので、肌を保護する必要があります。摩擦を感じると肌への負担になってしまいます。
クリームやオイルは滑りを良くすると同時に、保湿にもなるので一石二鳥ですよ。