綺麗に洗顔をして、化粧水や乳液を使っても何だかお肌が乾燥している。洗顔後の顔が突っ張る。洗顔や顔の乾燥にお悩みではありませんか?
そんな時には乾燥肌の救世主、はちみつの出番です。実際に、はちみつ入りの石鹸やボディクリームなどをよく見かけますよね。はちみつは日頃の洗顔にも取り入れることができます。
保湿や肌荒れ改善など、お肌にとって嬉しい効果が盛りだくさんなのが「はちみつ洗顔」。ハリのあるお肌の持ち主、IKKOさんも実践していることから一躍有名になりました。簡単にできるので、是非取り入れてみてくださいね。
今回は、「はちみつ洗顔」の効果とやり方を紹介します。
はちみつ洗顔とは?
はちみつ洗顔とは、その名の通り洗顔にはちみつを使う方法です。
いつもの洗顔料にスプーン1杯のはちみつを混ぜて洗顔します。はちみつ以外の材料や道具が不要で、誰でも簡単にできるため人気に火がつきました。
はちみつを混ぜるだけで、普段の洗顔がグレードアップした気分に。はちみつの良い香りで洗顔できるため、甘い香りが好きな人にもおすすめです。
はちみつ洗顔の効果
はちみつ洗顔には保湿効果をはじめ、様々な効果が期待できます。
保湿効果
はちみつには肌の水分を保持する「エモリエント効果」という作用があります。洗顔時に逃げてしまいがちな水分を留めて、洗い上がりのお肌がもっちりしっとりします。
洗顔後の突っ張りとはもうおさらばです。
また、皮脂と水分のバランスを整える作用があり、乾燥肌だけではなく脂性肌や普通肌のケアにも適しています。
ニキビ予防
はちみつには抗菌作用があり、顔のニキビ予防になります。殺菌・消炎作用もあることから、できてしまったニキビが悪化しないようにはたらきます。
また、古い角質を落とすピーリングのような作用があり、角質が溜まることで発生するニキビやニキビ跡の改善に役立ちます。
エイジングケア
はちみつにはビタミンが豊富に含まれており、肌の酸化を食い止める抗酸化作用があります。体の活性酸素が増加し肌が酸化すると老けて見えてしまいます。この活性酸素の減少を促すため、酸化を防止することができるのです。
そのため、はちみつを用いることでシミやシワの予防につながります。
はちみつ洗顔のやり方
はちみつ洗顔のやり方はとても簡単。
まず、いつも使っている洗顔料をしっかりと泡立てます。普段よりも固めの泡になるよう意識して。その後、ティースプーン1杯ほどのはちみつを混ぜるだけ。はちみつを混ぜるだけで、泡がもったりクリーミーになるのが分かります。
顔を優しく撫でるように洗い、小鼻や額など皮脂が溜まりやすいところは念入りにくるくると泡を転がします。
顔全体が洗えたら、洗い残しのないよう丁寧にすすいで。シャワーを直接当てることは避け、洗面器や蛇口からお湯をすくい、パシャパシャと泡をすすぎます。
洗顔時のお湯の温度は38-40度のぬるま湯が良いでしょう。お湯の温度が熱すぎると肌の乾燥を招き、ぬるすぎると汚れが落ちるまでに時間がかかります。
はちみつ洗顔は自然素材であるはちみつしか使わないため、回数制限はありません。毎日はちみつ洗顔にしても良いです。
はちみつ洗顔で注意すること
はちみつ洗顔では、天然のはちみつを使います。肌が疲れている時や、敏感になっている時には刺激になる可能性があります。事前に腕の内側など、皮膚の薄いところでパッチテストを行いましょう。
また、はちみつには複数の花の蜜が混合しています。はちみつや花にアレルギー反応が起こる方は慎重に行いましょう。過去にはちみつで肌や体に何らかの影響が出たことのある人は、皮膚科などの医療機関に相談してから始めると良いです。
はちみつの選び方と保存の仕方
はちみつ洗顔で使用するはちみつは、純粋なはちみつを選びましょう。添加物の入っていないものであれば、スーパーやコンビニに売っているもので十分です。
はちみつは美味しい食材なので、お料理と共用するとコストパフォーマンスが良くなりますよ。お料理と共用にするなら、味にくせがなく合わせやすい国産のはちみつがおすすめです。
どちらにしても純粋なはちみつであれば、糖分が多いためにかなり日持ちします。大きな容器のものを買い溜めしたくなりますよね。そんな時には洗顔用の容器を作り、移し替えると良いでしょう。
洗顔用のはちみつは口の広いビン、または出し口が下側に付いているチューブが使いやすいです。ビンの場合は清潔なスプーンですくって、チューブの場合は手のひらの熱で温めてチューブを押して出します。
はちみつの保存は基本的に「冷暗女」です。常温で構いませんが、洗面所の戸棚の中や調味料入れなど直射日光の当たらないところに置きます。
冬になると固まってしまいますが、これは純粋なはちみつゆえの反応です。冬場のはちみつ洗顔には、湯煎やレンジ加熱のできる耐熱容器が良いでしょう。