その肌荒れはもしかして便秘が原因かも!あなたは大丈夫ですか?

その肌荒れはもしかして便秘が原因かも!あなたは大丈夫ですか?

 

急に肌が荒れたり、肌荒れが酷くなったという経験はありませんか?そこでスキンケア用品を大量投入してみたけれど効果がなかった……なんていう経験はないでしょうか?

もしかして、その肌荒れは便秘が原因かもしれません。

「肌は内臓を映す鏡」と言われています。便秘と肌トラブルには密接な関係があり、便秘が慢性的になると、それだけ肌の状態も悪化してしまうんです。

便秘が肌荒れに繋がるメカニズムや便秘の解消方法について、詳しく解説します。

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便秘の原因

便秘の原因は様々で、

・不規則な生活
・乱れた食生活
・水分不足
・運動不足
・ホルモンバランスの乱れ
・身体の冷え
・精神的なストレス

などが挙げられます。

便秘薬などを使って排便できたとしても、それは飽くまでも一時的なものにすぎず、原因を根本的に解消しなければ何度でも便秘を繰り返してしまいます。そうなると、便秘による肌荒れも解消することはできません。

その肌荒れはもしかして便秘が原因かも!あなたは大丈夫ですか?

 

肌荒れと便秘の関係

なぜ便秘になると肌荒れになるのでしょうか?便秘が肌荒れに繋がるメカニズムをご説明します。

1.腸内環境の悪化

便秘が慢性化すると、腸の中に便が残り続けることになります。

長期間残り続けた便は、腸の中で腐敗・発酵が進みます。すると、腸内の善玉菌が減って悪玉菌が増え、有害物質やガスが発生してしまいます。

しかし、そういった有害物質を排出しようにも、腸内には便が詰まって排出ができません。そこで有害物質は体内の水分と一緒に少しずつ腸壁から吸収され、血液に溶けて全身に回ることとなります。

2.有害物質が皮膚から排出される

便に限らず、身体は有害物質は体外に排出しようとします。そのため、血流に乗って全身に行き渡った有害物質は、汗や皮脂などとして毛穴から体外へ排出されます。

しかし、肌細胞には元々新陳代謝を行っており、肌に溜まった汚れや老廃物、余計な水分を排出するはたらきをしています。

そこにさらに体内の有害物質の排出という仕事まで加わってしまうと、新陳代謝が追いつかなくなってしまい、くすみや肌荒れ、ニキビといった肌トラブルを引き起こしてしまいます。

3.自律神経が乱れ悪循環に

さらに、慢性的な便秘は自律神経の働きを弱めてしまいます。

自律神経は新陳代謝の司令塔であり、自律神経の働きが弱まれば新陳代謝の力も弱まってしまい、より肌トラブルを起こしやすくなってしまうんです。

自律神経が弱まると新陳代謝だけでなく免疫力も低下するため、肌トラブルを回復する力も弱まってしまいます

さらに、自律神経は腸の働きとも深くかかわっており、自律神経の弱まりが排便のトラブルにも繋がります。

こうして、便秘と肌トラブルの悪循環に陥ってしまうんです。

 

便秘を解消する方法

便秘を解消するために大切なことは、次の3つです。

食生活を見直す

一日三食、野菜中心のバランスの良い食事を心掛けましょう。特に、朝食はしっかりと摂るようにしなければいけません。

朝は忙しく、食事は抜きがちという方も多いと思いますが、きちんと朝食を摂ることで腸のぜん動運動が促され、毎日便を出すリズムが作られます。時間がなければシリアルなどでも構いませんので、きちんと食べるようにしましょう。

ただし、活発なぜん動運動がはじまるのは食事からおよそ8時間後です。その時間以内に再び食べ物が体内に入ると、ぜん動運動はまたそこから8時間後ということになってしまいます。

そのため、夕飯は早めに摂り、睡眠中に空腹時間を8時間以上作れるようにしておくのが効果的です。

十分に水分を摂る

体内の水分が不足すると、便が硬くなって排便しにくくなってしまいます。

1日に1~1.5リットルを目安に、十分な水分を摂るようにしましょう。一度にたくさん飲むのではなく、こまめに飲むのがポイントです。

ただし冷水は身体が冷えて腸の働きも鈍くなってしまうので、常温の水を飲むようにしてください。

朝、起き抜けにコップ一杯の水を飲むのも、腸の刺激になって便秘解消に効果的です。

適度な運動をする

筋力が低下すると、便を押し出すことができず便秘の原因となります。

1日10回程度で十分なので毎日腹筋を行ったり、ウォーキングやストレッチなどを行って、
運動不足を解消しましょう。

こういった運動は、運動不足を解消し筋力をつけるだけでなく、腸の動きを活発にする働きもあるので一石二鳥です。

その肌荒れはもしかして便秘が原因かも!あなたは大丈夫ですか?

 

便秘解消に効く食べ物

便秘解消に効く代表的な食べ物としては、食物繊維や乳酸菌を豊富に含むものが挙げられます。

食物繊維を多く含む食べ物

食物繊維は、便を柔らかくしたり排便を促すはたらきがあり、摂取目標は1日に20gとされています。

・納豆、きなこ、おからなどの大豆製品
・インゲン豆、あずき、えんどう豆などの豆類
・アボカド
・グラノーラ、オートミール、コーンフレークなどのシリアル食品
・モロヘイヤ

乳酸菌 を多く含む食べ物

乳酸菌は善玉菌を増やし、腸内環境を整えるはたらきがあります。ただし、寿命が短く、長くても1週間で死んでしまうので、毎日続けて摂る必要があります。

・ヨーグルト
・はちみつ
・味噌、ぬか漬け、塩麹、キムチなどの発酵食品

便秘と肌荒れには密接な関係があることがわかっていただけたでしょうか?

便秘になると腸内環境の悪化から自律神経の乱れに繋がり、それがまた便秘の原因にという悪循環に陥ってしまいます。

便秘の解消には、食生活の見直しや十分な水分補給、そして適度な運動が大切です。便秘を解消して、肌荒れともさよならしましょう。

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