レモンといえば酸っぱい果物の代表といった存在ですが、実は肌の頑固な黒ずみを解消してくれる効果が期待できるのです!
肘や膝のなかなかケアが難しい箇所が、比較的安価で購入できるレモンでできるなんてすごく魅力的ですよね!
でも、食品であるレモンで本当に肌の黒ずみを解消することができるのか疑心暗鬼になる気持ちもわかります。
そこで今回は、そもそも黒ずみが起こってしまう原因とレモンが持つ美容効果、そして効果的なレモンケアのやり方と注意点などについて説明します。
黒ずみの原因
肌が黒ずみを起こしてしまっている状態というのは、いわゆる「色素沈着」を起こしているということです。
実は肌の黒ずみの一番の原因は摩擦による角質の剥がれなんです。角質が摩擦によりダメージを受けて剥がれてきてしまうと、どうしてもその部分がカサカサと乾燥してきてしまいます。
そのダメージを修復するために生成されてしまうのが、黒ずみの原因であるメラニン色素なのです。
また肘や膝をついたりすることが多いと、圧迫によっても肌がダメージを受けて角質層が傷つきメラニン色素が生まれてしまいます。
仕事柄膝をつくことが多い人や、頬杖をつくのがクセになっている人はその圧迫された部分が黒ずんでしまっている人が多いのです。
他の原因としては擦り傷や切り傷などの跡として黒ずんでしまう場合や、紫外線による肌ダメージで黒ずんでしまうことが多いです。
肌の黒ずみの原因は、日常の何気ない動作から生まれているものなのですね。
レモンの美容効果
では早速、レモンの黒ずみを解消する美容効果をみていきましょう!レモンには肌に良い成分が含まれているため、主にふたつの美容効果が期待できるのです。
ビタミンCによる美肌効果
レモンといえば、ビタミンCがたっぷり含まれているということで有名ですよね!
ビタミンCは肌が酸化していくことを防ぎ、メラニン色素の生成を抑える効果があるのです。黒ずみの原因であるメラニン色素がビタミンCによって抑えられるので、黒ずみにダイレクトに効いて美白効果も期待できるということですね!
よくレモンの皮でシンクなどを磨くと光りませんか?これはレモンの漂白効果で酸化を防いでピカピカにしてくれているということなので、肌の黒ずみを落とすということと同じ原理なのです。
クエン酸が角質を落とす
レモンにはビタミンCの他には疲労物質を分解するはたらきのあるクエン酸が含まれています。実はこのクエン酸、その他の効能として古い角質を落としてくれるという役割もあるのです。
古い角質を積極的に落としていくことで新たな肌を作り出す力、つまりターンオーバーが活性化して肌の奥に潜んだメラニン色素もだんだん落としてくれるというわけなのです。
効果的なレモンケアのやり方
レモンケアをやってみたいけれど、面倒だとしたらなかなか続きませんよね。
でも、レモンを使った黒ずみケアはとっても簡単なので誰でも気軽におこなうことができます。そこでレモンケアのの手順を説明していきますね。
レモンを半分にカット
まずは下ごしらえからしていきましょう。レモンを黒ずみが気になる部分にこすりつけやすいように半分にカットしておきます。
このときレモン汁を料理などに使うように絞っておいてその残りを使っても全く問題はありませんので、その方がレモン果汁も使えて肌もきれいになって一石二鳥となるわけです。種はできれば取り除いておいた方がいいかもしれませんね。
お風呂上がりにおこなう
レモンケアのするタイミングとしては、硬くなった角質が柔らかくなるお風呂上がりがベストです。
お風呂にカットしておいたレモンを用意しておいても良いですし、レモン汁を絞った後のレモンを使用するので汁が垂れにくいという場合は自分のお部屋でおこなっても大丈夫です。
レモンなどの柑橘系の香りはストレス解消を手伝ってくれるリラックス効果もあるため、お風呂上がりのケアとしては最適です。
ぜひ爽やかな香りも楽しみながらレモンケアをしていってくださいね。
優しくこすりつける
肘や膝など黒ずみが気になるところを中心に、レモンの果肉部分を優しくこすりつけるようにケアしていきます。
もしシミやソバカスが気になるときには、あらかじめ絞っておいたレモン汁をコットンに浸してパックしておくだけでオッケーです。このコットンパックは小鼻の黒ずみにも効果があります。
また足や手のムダ毛が原因で黒ずみが気になっている場合は、レモンの皮で手足をこすってみてください。だんだんムダ毛の色が脱色されてきて、目立たなくなりますよ!
レモンケアの注意点とは
レモンケアをおこなう上での注意点を説明すると、やはり柑橘系の果汁は肌質が弱い人は赤みやピリピリとした刺激感がある人もいます。
そのため、レモンで黒ずみをケアする前には手の甲などにレモン汁を垂らしてみて、特に刺激が無ければ安心しておこなってください。
ちょっとピリピリするな、と思ったらお水で薄めてみたりレモン果汁を直接肌にこすりつけないように工夫することが大切です。
また肌がまだ弱い子供などはレモンケアは刺激が強い場合があるので、なるべく避けるようにしましょう。
またお風呂場でレモンケアをおこなう場合は、種が排水溝などに詰まらないようにしっかり最初に種を全て取り除いておくか、排水溝にネットを引いて種が流れていかないように気をつけてくださいね。
まとめ
果汁を摂取するだけでも美容効果が高いレモンですが、直接肌に塗るケア方法でも肌の気になる黒ずみに効果が期待できるということをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
使うレモンはちょっと古いものでも大丈夫です。レモン果汁を絞った後に、皮と残った果汁を有効活用できるとってもエコやケアですので、是非試してみてくださいね。