なんだかどんよりした暗い表情だと、印象も悪くなってしまいがちです。その原因の１つが目の下にできてしまうクマです。
コンシーラーなどで隠していても、夕方になるとだんだんと顔を見せてしまう嫌な奴ですよね。
今回はイキイキとした若々しい表情でいられるように、目の下のクマを解消するマッサージ法をご紹介します。
目のクマの種類と原因
まずは3つある目の下のクマの種類とそれを引き起こす原因からみていきましょう。
1.青いクマ
血行不良が原因で起こる青クマは、冷え症の方が多い女性には非常に身近なクマです。滞っている血液が、目の下の皮膚から透けて見えているのです。
原因としては、低体温やストレスや目の使い過ぎによる疲れ、睡眠不足などがあげられます。肩こりや頭痛といった上半身のコリを持っている方は青クマが出来やすいので要注意ですよ。
2.黒いクマ
黒クマは、目の下の筋肉がたるんで涙袋が目立ったり、窪んでくることで出来る影が原因です。触ってみるとお分かりになるかと思いますが、目の下ってとっても柔らかいですよね。目の周りにも筋肉は存在するのですが、とっても低下しやすい部位なのです。
また、筋力の低下だけではなく、皮膚に存在するコラーゲンが減少することでもたるみが出やすくなるので、年齢を重ねるにつれて注意したいクマです。
3.茶色いクマ
最後の茶クマは、目の下の皮膚におこる色素沈着が原因となります。
目がかゆい、眠い、疲れた、そんな様々な場面で、私たちは目をこすりますよね。そんな時、まぶたの上よりも目とその下をこすっていませんか？
また、アイメイクをした後、夜にオフする時にも目の周りをこすりますよね。
しかし目の下の皮膚はとっても薄いので、繰り返し摩擦を受けることでメラニン色素が沈着してしまうのです。
目のクマを解消するマッサージのやり方
目元のマッサージは、専用クリームですべりをよくし、皮膚に負担をかけないように行うのがポイントです。
1.左右の人差し指～中指をおでこの中央にあてて、気持ちいいと感じる程度の圧を加えたまま、こめかみまでスライドします。
2.左右の中指の腹を使い、左右の目尻にあて、目の下側の骨ギリギリをなぞりながら、目頭、目尻とぐるっと1周なぞります。
3.両肘を肩の高さに持ち上げ、中指・薬指の2本を目の下に当て、目頭・目尻・こめかみと圧をかけながら1周マッサージします。
1～3を、3～5回繰り返してくださいね。
すぐに効果が出るものではなく、続けることで3か月程度で変化が見られるので、気長に取り組みましょうね。
リンパマッサージも効果的
リンパの流れは血流と同様に重要視されていますよね。
リンパも全身を駆け巡っているので、目の周りだけでなく全身のリンパがスムーズに流れれば、必然的に目の周りの血流もアップするのです。
そこでリンパマッサージで循環をあげてイキイキした表情を取り戻しましょう。
1.ふくらはぎマッサージ
アプローチするのはふくらはぎの裏側です。
1.座った状態で、左右の手のひらをピタッとふくらはぎの膨らみがある裏側にあてます。
2.左右の手を交互に足首から膝に向けて、リンパの流れを意識しながらお肉を持ち上げていきます。
左右のふくらはぎに1分間ずつ程度行いましょう。
2. 太ももマッサージ
左右の手のひらを太ももの内側を、膝上から脚の付け根に向かって優しくマッサージします。
この部位には鼠径リンパ節が存在しますので、足の付け根に向かって滞っているリンパを流し込むイメージを持って、左右1分間ずつ、痛気持ちいい力加減で行ってくださいね。
3.お腹から脚の付け根マッサージ
リンパの流れを広い範囲で流していくマッサージです。
1.膝を立てて仰向けで寝たら、左右の4本の指を足の付け根にあて、外側からじんわり押します。
2.アンダーバストの下から恥骨に向かって、左右の4本の指でさすり、その後、足に付け根に向けてさすりますう
1分程度を目安に行いましょう。
4.目周辺マッサージ
最後は目の周りのリンパをマッサージする方法です。
人差し指と中指を使い、小鼻の上から目の下に向けてさすり、眉間から額に向かってリンパを流しましょう。
皮膚が薄い部位なのでフェザータッチで優しく1分程度行って下さいね。
ツボを刺激する解消法
目の下にあるツボを押さえることでクマを無くす方法もありますので、場所をご紹介いたします。
太陽（たいよう）
左右の目尻から少し外側のこめかみの骨がくぼんだ場所にあり、血流を良くしてクマを改善させ、頭痛にも効果的です。
四白（しはく）
目の疲れや目の下の皮膚のたるみに効果があるツボで、目の中心部から下の骨の端っこから親指1本程度下にある骨の端にある小さなくぼみです。
瞳子膠（どうしりょう）
目尻より外側にあるツボで、親指の太さの半分程度外にある骨の端にあるくぼみです。目の疲れや、目尻にあるシワの改善にも働きかけてくれますよ。
それぞれのツボを気持ちいいなと感じる強さで、5秒程度圧を加え、それを3セット行うのがお勧めですよ。
目の周りのクマを解消するには、毎日の目元のケアと全身のリンパの流れ、さらにツボもプラスしたケアを取り入れましょう。
