花粉症の時期だけ敏感肌になってしまう方など、敏感肌で悩まされている方はとても多くなっています。しかし、そもそも敏感肌とはどういった肌質のことを指すのかご存知でしょうか？
今回は、敏感肌について詳しくお話するとともに、スキンケアで敏感肌を改善する方法・メイク用品で気をつけるべきことなど、敏感肌改善方法についても詳しくご紹介していきます。
敏感肌とは
敏感肌とは、普通の肌よりも、化粧品の成分や衣類などの繊維によって、敏感に反応してしまう肌のことをいいます。あらわれる症状はさまざまで、赤みや痛みが生じる場合もあれば、かゆみやかぶれなどの症状が生じる場合もあります。
また、化粧品だけではなく紫外線などの外気からの刺激にも弱く、とてもデリケートな肌だといえます。そのため、外部刺激だけでなく、精神面での影響もとても出やすく、ストレスなどから肌荒れを起こしてしまうこともあるのです。
しかし、敏感肌は医学的には病気とはされておらず、敏感肌であるかどうかの判断は、数値によって調べられるものではないのです。
ではなぜ、このようなデリケートな敏感肌になってしまうのでしょうか。
敏感肌になってしまう原因
敏感肌になってしまう原因は、いくつかの原因要素に分けることができます。
スキンケア方法の誤り
クレンジングや洗顔、化粧水などで肌をケアするスキンケアにおいて、間違ったやり方をしてしまっている場合、敏感肌になってしまう可能性があります。
生活習慣
乱れた食生活や良質な睡眠がとれていないなど、不規則な生活によって敏感肌になってしまってい可能性もあります。
こうした生活習慣が原因で敏感肌を引き起こしている場合は、まずは生活習慣の見直しをしていくことが一番効果的なのです。
ホルモンバランスの乱れ
女性にとって、ホルモンのバランスというのは、月経周期を整えたり、美肌や美髪を保つためにはとても大切なものです。生理中やその前後において肌が荒れるという方は、ホルモンバランスの乱れから敏感肌になってしまっている場合があります。
このように、いくつかの原因要素によって、敏感肌は引き起こされてしまっているのですが、もちろん元々の体質によって敏感肌になってしまう場合もあります。花粉症などのアレルギーが酷い方や、アトピー肌の方などは、体質に問題がありますので、皮ふ科などを受診し、お薬での治療が必要となります。
スキンケアで敏感肌を改善
間違ったスキンケアを行うことにより敏感肌の原因になってしまいますが、正しいスキンケアを行い、肌に必要な成分を補うことは、敏感肌を改善する効果が期待できます。
スキンケアで敏感肌を改善するためには、スキンケア用品を選ぶ際にいくつかのポイントをおさえておくことが大切です。
アルコール成分が含まれていない
アルコール成分が含まれているスキンケア用品は、敏感肌の方が使用した場合、肌に刺激を与えてピリピリする可能性があります。
また、敏感肌の方は肌の水分量が少ない場合が多いため、アルコール成分によって、水分が奪われてしまう可能性もあるのです。
無添加のもの
香料や着色料などが含まれているものは、敏感肌の方の肌に刺激を与えてしまう可能性があります。なるべく無添加で自然素材のお肌に優しいものを選ぶようにしましょう。
セラミド配合のもの
セラミドとは、敏感肌の方にとって、とても必要な成分です。肌を潤すためには、このセラミドが含まれているスキンケア用品を使用することが、一番効果的だといえます。
これらのことに注意し、敏感肌に適したスキンケア用品を使用することが初めの第一歩だと思って下さい。
スキンケアのやり方については、そのスキンケア用品によって多少違いはあると思いますが、必要以上にクレンジングや洗顔をごしごしこするように行うことや、シートタイプのクレンジングを使うことは避けましょう。肌を傷つけ、乾燥させる原因になります。
また、化粧水をお肌に浸透させるときは、両手で包み込むように優しく押さえる程度で十分です。激しいパッティングは逆効果となるため、注意して下さいね。
メイク用品も見直そう
最後に、スキンケア用品を見直し、お肌に優しいお手入れを始めたのなら、メイク用品も見直していきましょう。
肌への負担が少ないのは、ミネラルファンデーションです。リキッドタイプのファンデーションなどは、カバー力に優れているため人気がありますが、敏感肌の方にはあまりおすすめしません。それは、リキッドタイプなどのカバー力に優れたものは、綺麗に落とすことが大変だからです。
ミネラルファンデーションとルースパウダーで肌を仕上げ、気になるところだけコンシーラーを使うなどして、なるべく厚塗りにならないよう心掛けることが大切です。
また、最近では、ファンデーションやメイク用品にも高保湿タイプのものが多く販売されていますので、そういったものを選ぶようにして下さいね。
