オロナインはニベアと同様に各家庭に1個は常備されている軟膏ですが、保湿やしもやけなど以外にもさまざまな使い方が出来るってご存知でしょうか?
なかなかきれいにならない小鼻の黒ずみや角栓を目立たなくさせる役目を持つ「オロナイン」のすごさを見直してみましょう。
オロナイン軟膏とは?
オロナイン軟膏って万能薬というイメージが強いですが、そもそもどういったものなのでしょうか?
みなさんご存知の白いクリーム状で水となじみやすい軟膏です。
ではどんなことに効果があるのかを復習しておきましょう。
・吹き出物やにきび
・はたけ
・軽度のやけど、
・しもやけ、ひび割れ、あかぎれ
・傷
・乾燥した水虫
・たむし、いんきん、しらくも
主に皮膚の乾燥や炎症などに効果があるのが、知られた効果です。これは有効成分である「クロルヘキシジングルコン酸塩液」がもつ抗菌効果によるものです。「クロルヘキシジングルコン酸塩液」は消毒液にも使われている成分なのです。
また、その他の添加物として、「硫酸アルミニウムカリウム」、止血効果がある「ラウロマクロゴール」や乳化剤である「ポリソルベート80」なども含まれています。
黒ずみや角栓の解消におけるオロナインの効果
さて、皮膚にはいいらしいということは分かっていても、スキンケアとなるとちょっと別物と感じてしまいませんか?オロナインのどういった作用が、鼻の黒住や角栓の除去に働くのかをご紹介していきましょう。
オロナインは黒ずみや角栓をオフするために欠かせない以下の2つの働きをしてくれるのです。
1.過剰な皮脂を取り除く
まず1つ目は過剰に分泌された汚れた皮脂を取り除くという働きです。
そもそも黒ずみや角栓は、毛穴に詰まった汚れが主な原因となっています。それに対し、オロナインの親和性が活躍し、さらに添加された乳化剤が、汚れた皮脂を表面に浮き上がらせてくれるのです。
2.皮脂の汚れを防ぐ
皮脂はお肌の悪者だと思っている人もおられるかもしれませんが、皮脂自体はお肌を乾燥から守り、うるおいを閉じ込めるなど決して悪いものではありません。
しかし、皮脂が汚れてしまい毛穴づまりを起こすことで角栓や黒ずみが出来てしまう訳です。
それに対し、オロナインがもつ抗菌作用が働くと、汚れはもちろん皮脂の酸化を防いでくれるのです。
オロナインパックのやり方と注意点
オロナインってすごいんだなあ?と思われた方も多いのではないでしょうか?ただし、正しい使用法で行うことが大切ですので、方法と注意点をご紹介していきますね。
オロナインパックのやり方
準備するのは「オロナイン」と「毛穴パック」の2つだけです。「毛穴パック」も、特段高価なものを準備する必要はなく、ご自身が普段使っているもので大丈夫です。
1.洗顔料でいつも通り優しくお顔を洗いましょう
2.オロナインをお鼻、小鼻にたっぷりと皮膚が隠れるぐらい塗っていきます
3.オロナインを塗ったまま15分待ちます
※オロナインの色がだんだんと白から透明っぽくなりますが、効果に影響はありません
4.お水ではなく、必ずぬるま湯(37度程度)を使用してオロナインを洗い流しましょう
5.タオルで水分をとり、毛穴パックを行います
いつもの毛穴パックの前に、オロナインパックを15分プラスするだけなのでとっても簡単ですよ。簡単なのに、角栓がしっかりと取れてくれるので気持ちいいこと間違いなしです。
毛穴パックはお肌への刺激になりますので、刺激を少なくしたいあなたは、毛穴パックの代わりにラップをかぶせ湯船につかるという方法もお勧めです。
いずれにしても、毛穴から角栓がとれた後は、毛穴が開いたままになっているので化粧水などで引き締めてあげてくださいね。
オロナインパックの注意点
毛穴の黒ずみや角栓がごっそり取れると嬉しくて、毎日してしまう人もおられるようですが、やり過ぎはNGです。
お肌へ過度な刺激を与えると、皮膚に必要な皮脂まで取り去ってしまい、さらに皮脂の分泌を増やしてしまったり、赤みやかゆみの原因に繋がってしまいます。また、毛穴が開ききってしまい、常に毛穴が詰まるという状況も引き起こしかねないのです。
そこで、オロナインパックは週に1度程度にしておきましょう。
オロナインのその他の効果
最後にまだまだ使えるオロナインの効果をご紹介しますね。
1.日焼け後のケアに
日焼けの後って、お肌が赤くなったりヒリヒリしたりしますよね?これはお肌が軽いやけどを起こしている状態です。
日焼けをした肌を冷やして熱をとった後に、薄くオロナインを塗ってやると効果的ですよ。ただし、あまりにひどい日焼けの場合は逆効果になることがありますので、避けてくださいね。
2.敏感肌に
敏感肌の方は、お肌のバリア機能が少ない肌をさします。そこで、オロナインを数滴の水で薄めて塗りこんでやると、お肌になじみやすくなるのです。これは美容アドバイザーとしても有名な佐伯ちずさもお墨付きの方法です。
子供の頃は傷などによく使っていたオロナインも大人になるとあまり使わなくなってしまいます。しかし、オロナインは鼻の黒ずみや角栓をオフするという女性に嬉しい働きも持っているとなると心強いですね。
是非活用し、美肌を目指しましょう。