おでこのしわは、加齢が原因と思われている方が多いのですが、実は20代の若い世代でも、悩んでいる方が増えてきているのです。
今回は、年齢に関係なく女性を悩ませるおでこのしわについて、原因となるNG習慣や、改善方法について詳しくご紹介していきたいと思います。
おでこのしわを作るNG習慣
まず、おでこのしわを改善するためには、おでこのしわを作る原因となるNG習慣を改善していく必要があります。
1.肌の乾燥をまねく習慣
肌の乾燥は、しわの原因となります。おでこだけでなく、ほうれい線や目尻など、気になるところにしわを作りやすくしてしまうので、乾燥対策は入念に行う必要があるのです。
おでこは、皮脂分泌が多く、あまり乾燥を気にしていない方が多いのですが、その油断が乾燥をまねく結果となるのです。皮脂分泌が多いからといって、肌の内部まで潤っているかというとそうではありません。表面の脂ばかりを気にして取り除く行為や、乾燥していないと決めつけて保湿を怠っていると、おでこのしわを作ってしまうのです。
2.表情癖
考え事をしているときなど、無意識におでこにしわを寄せてしまうという方もいらっしゃると思います。もちろん、短時間であればあまり問題はないのですが、長時間毎日行う癖がある方は要注意です。
ただ、表情を一切動かさないでいることが良いというわけではありません。表情筋を鍛えることは、顔の皮ふのたるみを予防する効果もあるため、動かすことは大切なことなのです。
おでこにしわを寄せるという行為は、無意識に行っていることが多いので、仕事中やふとした時に、おでこにしわを寄せていないかチェックし、改善していきましょう。
3分でできるマッサージ
それでは、おでこのしわ改善に効果的な3分マッサージをご紹介していきたいと思います。前頭筋や側頭筋を動かして、たるみを予防していきましょう。
やり方1
1.まず、おでこの上に両手四本の指をのせます。
2.次に、四本の指の腹で、おでこを上に引き上げるように生え際まで引き上げます。3往復程度行いましょう。
3.そして、今度は左右のこめかみに向けて引っ張ります。肌に負担をかけすぎないよう注意しながら、3回繰り返します。
このマッサージを、朝晩のスキンケアを行うときに取り入れて下さい。肌が乾燥している状態では、肌を傷つける可能性があるため、必ず保湿オイルやクリームを使用した後に行いましょう。
やり方2
1.両側のこめかみ辺りに手を置き、頭を包み込むようにします。
2.次に、顔の皮ふを引き上げるように、両手に力を入れていきます。この時、強い力で髪を引っ張るのではなく、頭の両側に置いた手のひらで、優しく上に引き上げましょう。この状態を20秒キープします。
3.そして、頭頂部を両手で挟むようにし、頭の上で指を組みます。そのまま挟み上げるようにし、20秒キープして下さい。
このマッサージを1日1回行うようにしましょう。頭のコリもほぐれ、皮ふのたるみを防ぐ効果があります。
サージカルテープもおすすめ
マッサージをしてコリをほぐし、しわが深くなることを予防することはもちろんですが、サージカルテープを併用することで、よりしわ改善に効果が期待できます。
やり方
用意するものは、サージカルテープのみです。ドラッグストアでも販売されている外科用テープなので、絆創膏などに比べると粘着力が弱く、肌への負担も少ないです。テープ幅は、12ミリ程度がおでこのしわには効果的で使いやすいかと思います。
1.まずは、しっかりと肌を保湿しておくことが大切です。入浴後のスキンケアを入念に行い、しわの溝まで浸透させておきましょう。
2.サージカルテープを貼り付けるのは寝る前です。おでこのシワをしっかり伸ばし、伸ばした状態のまま、しわがある部分にサージカルテープを貼り付けます。
3.そして、その状態のまま就寝し、朝起きたらゆっくりテープをはがしましょう。
サージカルテープを使ったしわ改善法は、簡単にできてとてもおすすめですが、肌の弱い方の場合、荒れる可能性もあります。もしテープを貼っている部分にかゆみなどが生じた場合は、使用を中止するようにして下さいね。
おでこのしわに効果的な栄養素
マッサージやテープを使ったおでこのしわ改善方法をご紹介してきましたが、しわを改善するためには、体の内側からのケアをしていくことも大切なのです。
年齢とともに減少するコラーゲンは、しわを予防する効果はもちろん、ハリのある若々しい肌を保つ作用があります。減少していくコラーゲンを体内に与えるためには、これらの食材を取り入れていきましょう。
・フカヒレ
・うなぎ
・牛すじ
・鶏の胸軟骨
これらの食材には、コラーゲンが多く含まれています。肌の栄養となる成分は、コラーゲンの他にビタミンCなどがありますが、この2つの成分を同時に摂取することで、効果が期待できるのです。
毎日の食事の中で取り入れることが難しい場合は、サプリメントなどを活用し、肌に良い成分を積極的に取り入れ、しわを予防・改善していきましょう。