色素沈着・・・。美容を意識している女性にとってとても嫌なワードのひとつですよね。
女優さんなどで肌がキレイと言われている人たちに共通していることは、とにかく肌にシミやソバカスなどの色素沈着が全くなく透明感が高いことです。でも、鏡で改めて見てみると肘や膝だけでなく目元の下にはシミやソバカスが・・・。
しっかりケアをしておかないと色素沈着は悪化してしまう一方です。
そこで今回は気になる炎症性色素沈着が起こる原因、そして治す方法や予防法をご紹介していきます。ターンオーバーを活性化して、１ヶ月で色素沈着を治していく方法を伝授していきます！
炎症性色素沈着とは
炎症性色素沈着とは、普段何気なくおこなっている行動でできる、肘や膝に多い厄介な色素沈着の症状をいいます。
炎症性といっても想像するような赤みが出たり、ブツブツができたりということではなく、肌に対する刺激という意味で「炎症」という言葉が使われています。
炎症性色素沈着ができてしまう原因は、主にふたつあります。
衣服との摩擦
肘や膝は衣服で覆われていることが多く、関節を動かすたびに衣服との摩擦が生じます。衣服は柔らかいから摩擦なんて・・・と思いますが、これがかなりの刺激となっているんです。
毎日複数回衣服との摩擦が繰り返されると、角質層がだんだん剥がれてきて乾燥してきます。
その壊れた角質層を修復するために生成されてしまうのが、炎症性色素沈着の素であるメラニン色素なんです。
同じようにお風呂で体を洗うときにこすりすぎても同様に炎症性色素沈着が起こる可能性が高くなります。
圧迫などの刺激
肘や膝は、他の部分に比べて皮膚自体が圧迫されることが多いのです。例えば、膝をついてしゃがんだり肘をついて頬杖のポーズをしたりと、結構クセになってしまっている人も多いのではないでしょうか。
この圧迫も、皮膚組織を壊してしまうキッカケになってしまうので炎症性色素沈着の原因となります。特に膝の色素沈着はスカートなどを履く際にとても気になりますよね。
色素沈着を治す方法
では、こうした炎症性色素沈着やシミやソバカスなどの色素沈着を治す方法はどんなものがあるのでしょうか。
順番に見ていきましょう。
ピーリングをする
わざわざエステなどに行かなくても、市販のピーリングジェルなどで古い角質を落とすようにしていけば大丈夫です。
ただ、肌が弱いタイプだと赤みが出ることもありますのであまり頻繁にやり過ぎないこととこすり過ぎないことを念頭に置いておきましょう。
古い角質を除去することは、この後説明するターンオーバーの促進に深く関わってきます。
強くこすらない
洗顔や体を洗う際にこすらないことを原則とします。ボディソープは十分泡立ててから手のひらで丁寧に洗うようにします。
顔も体も同じですが、必要以上に体に必要な皮脂まで奪わないようにしてくださいね。乾燥は色素沈着を引き起こしやすくなります。
髪の毛をまとめる
ちょうど髪の毛が当たりやすい頬やこめかみの生え際あたりにシミやソバカスができているという人は、髪の毛が肌に当たることで生じる摩擦が原因で色素沈着を引き起こしている可能性があります。
髪の毛はなるべくまとめたり、顔まわりをスッキリみせるハーフアップなどにして顔にかからないようにしましょう。髪の毛の硬さが肌に当たるのは、思ったいる以上に大きな刺激となります。
鍵はターンオーバーが握っている！
とにかく炎症性色素沈着やシミ、ソバカスを１ヶ月でなんとか治したい！そう思っている人は大勢います。
その鍵は、先ほども少し話題に触れたターンオーバーが深く関わっているのです。ターンオーバーとは、28日を1周期と考えて古い角質を落としたあと新しい皮膚が再生されることをいいます。
つまり、ターンオーバーが正常にはたらいていると肌はおよそ１ヶ月で新しい状態に生まれ変わることができるということなんです。
しかしターンオーバーは、普段からの生活習慣やストレス、ホルモンバランスの乱れなどで簡単にサイクルが狂ってしまうという特徴があります。
そのため色素沈着を１ヶ月で治すには毎日規則正しい生活を送って、食生活や運動などをきちんと意識していかないとターンオーバーが遅れて１ヶ月では肌が再生しなくなってしまうのです。
また古い角質をどんどん落としていくことも重要なポイントとなりますので、肌に負担がかからない程度に角質除去も頭に入れておきましょう。
色素沈着には予防が一番
一度できるとなかなか消えるのに時間がかかることが多い色素沈着ですが、やはり一番の対処法は色素沈着ができないように徹底的に予防することです。そこで予防法を２点ほどご紹介します。
紫外線をシャットアウト！
色素沈着の一番の大敵が紫外線です。紫外線は暑い夏に降り注ぐイメージですが、一年中ふりそそいでいますので基本的に日焼け止めは一年中塗ることをオススメします。
また晴れた日は日傘をさして顔に日光が当たらないようにきちんと防御してくださいね。また出先ではいつでも日焼け止めを塗り治せるように準備しておきましょう。
保湿をしっかりおこなう
衣服などの摩擦が手伝って肌が乾燥気味になると、角質層にどんどんダメージを負ってしまい、メラニンが生成されてしまいます。
そうすると炎症性色素沈着となってしまうので、まずは衣服の摩擦が起こりやすい場所である肘や膝は念入りに保湿するようにしましょう。
特に美白成分の配合された美容クリームを塗りこむと効果的です。お風呂上がりは完全に乾燥する前にスキンケアやボディケアするのが基本ですよ！
まとめ
女性なら誰もがなりたくない色素沈着について、衣服との摩擦や刺激によって起こる炎症性色素沈着のことを中心に治し方や１ヶ月で治すためのターンオーバー促進策、予防策などをご紹介してきましたがらいかがでしたか？
色素沈着は基本的に一度なってしまうと治すのに苦労しますから、紫外線に気をつけるなどできることから対策をしていって予防に努めるようにしてくださいね。
しっかり予防して、色素沈着のない透明感ある肌を目指しましょう！
