ほうれい線は、年齢を重ねることが最大の原因であると思われている方も多いのではないでしょうか。しかしほうれい線ができるメカニズムは、意外な習慣に原因があるのです。
今回は、ほうれい線を消すための簡単なエクササイズ「ベロ回し」について詳しくご紹介するとともに、ほうれい線を作らせないためのポイントについてもご紹介していきます。
ほうれい線ができるメカニズム
まずは、ほうれい線ができるメカニズムからお話していきます。
1.紫外線
紫外線は、年齢を重ねるとシミが気になり、対策を入念に行うよう心掛けている方が多いのですが、若い頃はそれほど気にしていませんよね?この油断が、ほうれい線の原因を作ることになるのです。
ほうれい線ができる原因の一つに、コラーゲンの減少があります。コラーゲンが減少してしまうことにより、肌はハリや弾力を失ってしまうのです。紫外線対策を行っていない期間が長ければ長いほど、ほうれい線ができやすくなってしまうのです。
2.眼精疲労・肩こり
現在はスマホが普及し、一日中スマホを見ているという方も多いのではないでしょうか。一見ほうれい線とは関係の内容に思えますが、眼精疲労や肩こりは、上唇拳筋のコリをまねいてしまうのです。
上唇拳筋は、口筋の一つで、上唇から目の下まである筋肉のことです。この筋肉がコリを感じ、固まってしまうことで、ほうれい線の原因を作ってしまうのです。
他にも、喫煙は体の中のビタミンCを壊してしまうので、愛煙家の方は、ほうれい線の原因を自ら作り出してしまっていることになります。
このように、コラーゲンの減少・筋肉のコリ・ビタミンC不足などが、肌のハリや弾力の低下をまねき、ほうれい線を生み出しているのです。
ほうれい線ができやすい人の特徴
ほうれい線のメカニズムとともに、ほうれい線ができやすい方の特徴もご紹介したいと思います。
・頬の皮ふが柔らかい
・ダイエットとリバウンドを繰り返している
・猫背
・洗顔後、肌が乾燥しやすい
・エラの張りが目立つようになった
・顔についた寝跡が消えにくい
この中の一つでも思い当たるものがある方は、ほうれい線ができやすい可能性があります。今すぐほうれい線予防ケアを心掛けていきましょう。
即効性のあるベロ回しエクササイズとは
ベロ回しエクササイズが注目を集めている理由は、その即効性にあります。普段の生活の中で、中々口周りの筋肉を鍛えることはできませんが、このエクササイズを毎日20回ずつ続けることで段々と顔全体がスッキリしてくるのです。
ベロ回しのやり方
1.まずは口を閉じた状態で、ベロを前歯と上唇の間に入れます。口が開かないよう注意しましょう。
2.次に、ほうれい線を意識しながら、ベロを時計回りに回転させていきましょう。ゆっくり行うと歯にこすれてベロが傷つく恐れもないので、あまり早く回転させないことがポイントです。
3.時計回りに20回まわしたら、次は反時計回りに20回同様にまわしていきます。口が開かないこと・ほうれい線を下から押し上げるよう意識しながら行うと効果的ですよ。
ベロ回しのやり方はこれで完了です。とても簡単なので、毎日気が付いたときに行ってみて下さい。特に、朝起きた時、お昼、寝る前に行うと、筋肉がコリ固まるのを防ぎ、口周りのたるみを引き締める効果がありますよ。
ほうれい線を作らせないために気をつけること
ほうれい線を作らせないためには、ほうれい線のメカニズムにてご紹介したように、紫外線や喫煙を避け、コリを解消することはもちろんですが、乾燥やむくみ、ストレスにも注意して下さい。
1.乾燥
肌の乾燥は、シワを引き起こす原因となるため、ほうれい線がどんどん濃くなってしまうのです。季節に関係なく、肌の内部を潤わせることを心掛け、丁寧なスキンケアを行っていきましょう。
2.むくみ
むくみもほうれい線の大敵です。むくみの主な原因は、血液循環が滞ることですが、体だけでなく顔の血液循環を促すよう、代謝を意識した生活を心掛けて下さい。
朝起きたら、めぐりを良くするために白湯に輪切りのレモンを一つ入れ、体の内側から温めてあげることも大切です。白湯とビタミンを摂れるレモン白湯は、美容にも健康にもとてもおすすめですよ。レモン白湯を飲むことでデトックス効果もあるため、むくみが気になるという方は、ぜひ試してみて下さいね。
3.ストレス
ストレスフリーの毎日を送ることは難しいことではありますが、溜め込まないようリフレッシュする時間を作ることはできますよね。
ストレスが肌に及ぼす影響は、ほうれい線を作り出す原因にもなってしまいます。ストレスを溜め込むと、良質な睡眠をとることができず、睡眠不足から肌荒れを引き起こしてしまう可能性もあるのです。
毎日の生活の中で、ほうれい線を作らせないという意識を持つだけでも、改善・予防につながっていくのです。ほうれい線の原因を作るような習慣を改善し、美肌を目指していきましょう。