ついつい食べ過ぎて二重あご、体は太っていないのに二重あごなど、二重あごには様々な要因が存在します。
特に太ったわけではないのに二重あごになってしまったなら、生活習慣に問題があるかもしれません。また、ダイエットを頑張っているのにあごだけが痩せない、という場合はあごに特化したダイエット法を試してみましょう。
今回は二重あごの原因となる生活習慣や、二重あごに効果のあるダイエット方法を紹介します。
二重あごのタイプ
二重あごには複数の原因があり、原因によって経過が少々異なります。
大きく分けて
・肥満
・顔のたるみ
・あご周りの筋力低下
から二重あごは引き起こされます。
肥満なら脂肪を燃やすダイエット、たるみや筋力低下には筋肉を鍛えリンパの流れを良くするエクササイズが有効です。
二重あご解消には、原因に合わせた対策を行いましょう。
二重あごを招く生活習慣
二重あごの原因は日頃の生活習慣にも潜んでいます。普段意識していない場面での、ふとした習慣が二重あごを引き起こしているかもしれません。
生活習慣を見直してみましょう。
姿勢が悪い
姿勢の悪さは二重あごの多いに関係しています。特に、背中や肩が丸まり首が突き出た「猫背」。二重あごや顔のたるみの原因になります。
以下のような姿勢をしていないかチェックしてみましょう。
・パソコンやスマートフォンを操作する時間が長い
・ふと鏡を見ると猫背になっている
・肩や首が慢性的にこっている
・背筋を伸ばして正しい姿勢をすると疲れてしまう
・デスクワークで俯いた姿勢が多い
首が突き出て肩が上がっていると必然的に猫背になりやすく、肩こりもひどくなります。二重あごと肩こりの両方に悩まされている人は、猫背が原因かもしれません。
肥満
顔周りが太っていると、どうしても二重あごになってしまいます。肥満による二重あごにはダイエットが大切です。
・運動をほとんどしない
・ストレッチや体操などを行うことが少ない
・脂分の多い食べ物が好き
・ケーキなど甘い食べ物が大好き
・家にいる時は極力動かない
など、カロリーや糖質の多い食べ物をよく食べる、体を動かさないなどにより皮下脂肪が増えて二重あごになります。
皮下脂肪が増えるとリンパの流れが滞り、むくみや脂肪が硬い塊と化すセルライトの原因に。
たるみ
顔のたるみは二重あごに直結します。たるんだ部分があごへと集まると二重あごになるのです。
・噛み合わせが悪い
・食感の固い食べ物をあまり食べない
・表情をあまり変えない
・首の皮がつかめる
こんな場合は顔のたるみが起こりやすい状況です。
加齢や生活習慣により顔の筋肉が衰えることで、たるみが生じます。
効果的なダイエット方法まとめ
二重あご改善に効果のあるダイエット方法を紹介します。どれも簡単にできるので、こまめに「続ける」ことが大切です。
オトガイ筋のエクササイズ
唇とあご先の間にある筋肉「オトガイ筋」が弱ると、あごがたるむ原因になります。長時間のデスクワークなど、首やあご周りがカチカチにこり固まってしまうと、オトガイ筋も十分に働けなくなります。
オトガイ筋を鍛えるエクササイズはとても簡単。
・顔を天井に向け、下唇を上に突き出す
・3-5秒ほどキープしたら、顔の向きと唇をもとに戻す
あごの下から首筋にかけてピンと張る感覚がありませんか?オトガイ筋のエクササイズは1日に3セットほど行いましょう。
リンパの流れを改善するストレッチ
首筋にある「胸鎖乳突筋」をほぐすストレッチです。胸鎖乳突筋の周辺にはリンパ節がたくさんあり、ここをほぐすことでリンパの流れが良くなります。
・背筋首筋を伸ばして立つ(座る)
・3秒間かけてゆっくりと右を向く
・右を向いたまま3秒間キープ
・3秒間かけてゆっくりと首をもとに戻す
・3秒間かけてゆっくりと左を向く
・左を向いたまま3秒間キープ
・3秒間かけてゆっくりと首をもとに戻す
左右を向いた時に首筋に浮き出る部分が胸鎖乳突筋です。二重あごだけでなく、首がこっている時にやると気持ちが良いですよ。
噛む回数を決める
咀嚼回数が少ないとあごの筋肉が弱まり、二重あごの原因になります。あご周りの筋力アップのために、1口あたりの噛む回数を決めてみましょう。
「1口50回噛む」など目標を定めます。あごの奥が痛くなってくれば、筋肉痛です。しっかりあごに運動が伝わっています。
あごをよく動かすことで脂肪燃焼にもなり、太ったことが原因の二重あごにも効果があります。
普段気をつけること
二重あごは生活習慣に左右されます。普段の過ごし方を少し改めるだけでも二重あご予防になりますよ。
鏡を見て猫背になっていたら姿勢を正す、柔らかい食べ物ばかり食べていたら固い食べ物を増やす、など小さなことで構いません。
一つでも体にとって「正しい」位置を覚えさせることが重要なのです。
二重あごの解消には、まずは自分の姿勢や習慣を見直してみましょう。