年々毛穴が気になるという方が多いのではないでしょうか。年齢を重ねるとともに肌が衰え始めると、毛穴の悩みも増えてくるものですよね。
今回は、顔の毛穴が引き締まる簡単な方法をご紹介するとともに、間違った毛穴対策についてもお話していきたいと思います。
顔の毛穴は二種類
年齢を重ねるとともに、毛穴の数が増加しているように感じられる方も多いかもしれませんが、実は毛穴の数は生まれた時から一切変化はしていないのです。
ではなぜ年齢を重ねるとともに、毛穴が増えてきたように感じ、気になり始めるのでしょうか。それは、毛穴が開いてしまっていることで起こる、二種類の毛穴タイプのせいなのです。
1.開き黒ずみ毛穴タイプ
まず、黒ずみ毛穴は、古くなった角層細胞が毛穴の中で酸化し、黒くなってしまうことが原因とされています。毎日のメイク用品による汚れや、空気中に散るホコリ、代謝物などを毛穴からきちんと取り除くことができていないスキンケア方法によって、毛穴は黒ずんでしまうのです。
毛穴の黒ずみは、乾燥肌や脂性肌といった、肌質には関係なく、きちんとしたスキンケアを行うことが改善・予防に大切なのです。
次に、開き毛穴は、皮脂の過剰分泌が原因の一つとなっています。そもそも毛穴というのは、皮脂を外へ排出するための出口のようなもので、本来皮脂は肌の外へ出ると、皮脂膜となり、肌を外部刺激から守る役割を担っているのです。
しかし、毛穴が開きっぱなしの状態だと、どんどん毛穴から出てくる皮脂が毛穴につまり、毛穴をさらに大きく広げてしまうのです。
開きっぱなし毛穴タイプの方は、黒ずみとは違い、皮脂が毛穴につまってしまっている状態なので、皮脂をオフするケアが必要となります。
2.たるみ毛穴タイプ
たるみ毛穴タイプは、汚れや皮脂などのが原因ではなく、老化が原因なのです。
開きっぱなし毛穴は、皮脂の過剰な分泌が主な原因となっていますが、たるみ毛穴タイプは、老化による皮ふのたるみとともに、毛穴までたるんでしまっているのです。
年齢を重ねるとともに肌は衰えてきますが、毛穴たるみについては、肌の弾力に必要なコラーゲンなどを作り出している細胞までもが、衰えている証拠なのです。
たるみ毛穴タイプは、毛穴の形が涙のような形になり、メイクをしても目立つのが特徴です。改善には、正しいスキンケアを行い、肌内部の細胞を活性化させることが必要となります。
実は間違っていた毛穴対策
毛穴の黒ずみや、つまってしまった皮脂を取り除くためにやりがちなのが、毛穴パックなどの汚れを無理矢理取りだしてしまうものです。この方法では、毛穴の黒ずみや、皮脂づまりは改善されません。
毛穴パックの効果は、毛穴の汚れをとることですが、かなりの吸着力で毛穴から汚れや皮脂を取り出すため、毛穴の中の角質まで取り除いてしまう恐れがあるのです。
角質は、肌にとって必要なものです。角質が取り除かれてしまった肌は、乾燥や刺激から肌を保護するために、また皮脂を分泌し始めます。これでは、一時的に取り除くことはできても、皮脂の過剰分泌を招いてしまっているようなものなのです。
スキンケアで毛穴を引き締める方法
それではさっそく、効果的な毛穴対策方法についてご紹介していきたいと思います。毛穴タイプ別にご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
・開き黒ずみ毛穴は洗顔がカギ!
開いた毛穴につまってしまった皮脂や、汚れなどによる黒ずみは、お水やお湯で落とすことはできません。乾燥肌が気になるからといって、朝はお水で洗顔するという方も、黒ずみや皮脂が気になる場合は朝晩洗顔料を使ってきちんと洗顔しましょう。
洗顔料は、泡立てネットなどを使って泡立てることで、肌に負担を与えることなく、泡の力で汚れを浮き上がらせてくれます。
特に皮脂づまりが気になるという方は、メイク落としをオイル配合のものを使用することで、綺麗にオフしてくれるので、メイク落としや洗顔の回数・洗顔方法を改善していきましょう。
・たるみ毛穴には保湿!
たるみが気になる場合は、保湿を徹底することが大切です。化粧水だけでなく、保湿に優れた美容液などを使用することで、肌の内部まで保湿することができますよ。最後は保湿成分を肌に閉じ込めるため、クリームをたっぷり塗って肌を労わってあげましょう。
また、紫外線対策は、たるみ毛穴予防にとても大切なことです。シミだけでなく、肌を若々しく健やかに保つために大切なコラーゲンにダメージを与えてしまう紫外線を、徹底的に予防することで、たるみ毛穴改善につながるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まずは、ご自分の毛穴の悩みは黒ずみなのかたるみなのか、毎日のスキンケアの際に、肌をよく観察することも大切です。
スキンケアを行う時は、必ず鏡を前に肌の状態を確かめながら行うことで、肌トラブルを早急に発見し、防ぐこともできるので、毎日の肌チェックは欠かさず行うようにして下さいね。