ふと鏡をみるとできてしまっているあごニキビ。
一度出来るとなかなか治りづらく、また膿が溜まってしまうことも多いもの。
不摂生の代表選手でもある、あごニキビのきれいな治し方をご紹介しますね。
あごニキビができる原因
あごの周りは、ニキビがとってもできやすい部位です。特に、ストレスがたまっていたり、イライラして過食をしていると出来ていたりしますよね。
どういった原因であごニキビは出来てしまうのでしょうか？
1.ホルモンバランスの乱れ
私たち女性の体は二つの女性ホルモンの影響を大きく受けます。そのせいもあり、ホルモンバランスが崩れがちになったり、生理前になるとあごニキビが出来てしまうという方も多いのです。
また、女性ホルモンだけではなく男性ホルモンもあごニキビの原因となるのです。女性の体にも男性ホルモンは微量ですが存在します。
それが顕著になるのがストレスを強く感じたときです。ストレスを感じると身体は緊張状態になり、血流が悪くなります。その時に、ジヒドロテストステロンという血流を促進する働きのある男性ホルモンが分泌され、皮脂の量も増えてしまい、増えた皮脂が毛穴に詰まり、あごニキビができてしまうのです。
2.生活習慣の乱れ
あごニキビの原因は、睡眠不足や身体の疲れ、環境の変化によるストレスといった生活リズムや習慣が乱れる事も引き金となります。
生活習慣の乱れは、新陳代謝にも影響を与え、毛穴詰まりを引き起こしやすくなるのです。忙しくしていると、お肌がボロボロになってしまうのはこの為です。
また食べ過ぎなどによって胃腸の調子が悪くなることも、身体の中からあごニキビを作ってしまいます。
3.お肌の乾燥による皮脂の分泌異常
お肌がカサカサなのに、べたつくといった矛盾したお肌トラブルを抱えている人も多いことでしょう。お肌は、乾燥してしまうと皮脂を分泌させお肌の水分を守ろうとしたり、乾燥から肌を守るバリア機能が働くのです。その為、異常に皮脂が分泌し、あごニキビができやすくなるのです。
4.雑菌
自分でも気づかないうちに人は顔に手で良く触れています。
顔に触れる手が清潔であればいいのですが、頭をかいた手で顔をかいたり、爪に菌が入っていたりといつも手がきれいだとは言えません。
また頬杖をついたり、肩ひじを突いたりと、掌もあごに触れる機会って多いですよね。
こういった繰り返しが、肌に雑菌がつきやすくなり、あごニキビの原因となるのです。
あごニキビの治し方～スキンケア～
では、あごニキビが出来てしまった時はどんなスキンケアを行うのが適切なのでしょうか？
何気なく行っていたスキンケアが、あごニキビを誘発していることも少なくない為、スキンケアを見直すことが必要です。
・皮脂が多くなりがちな顎周りの洗顔が行き届いていたか？
・洗顔をした後の洗い残しはなかったか？
まずはこの2点が重要なポイントとなります。
皮脂が適度に洗えていたか、また洗い残しで毛穴を詰まらせていなかったという基本的なことが大事なのです。
その上で、洗顔もごしごし行うのではく泡で優しく洗ってあげることも大切です。そして洗顔を行った後、十分な量の化粧水でお肌を潤してあげ、その後水分が逃げ乾燥しないように乳液で蓋をしてあげましょう。
また使用するケア用品は低刺激で、ご自身のお肌に合ったものを選ぶことが大切です。
さらに、皮脂の分泌をコントロールするために「ビタミンC誘導体」を利用し、セラミドでお肌のバリア機能を回復させることも重要です。
あごニキビの治し方～生活習慣～
スキンケアの見直しと同じぐらい大切なのが生活習慣を整えてあげることです。体調の異常は肌に出やすくなるので特に意識しておきたいものです。
まずは、ニキビを清潔に保つことが一番です。
気になって触ってしまったり、膿があるからとつぶすという事はしてはいけません。またあごニキビに髪が当たるのも刺激となり治りにくくなるので、髪をくくったりピンでとめるなどして髪が当たらない工夫をしましょう。
あごニキビが恥ずかしいからとマスクで隠す方がいますが、逆に悪化しますので避けてくださいね。
睡眠をしっかりととってやること、食事のバランスを考えることも非常に大切です。甘いものや脂っこいものは避けましょう。お風呂もシャワーですませるのではなく、湯船につかり代謝をあげるように意識しましょう。
また紫外線もあごニキビを誘発する原因となります。ちょっとだから大丈夫と紫外線ケアを怠らずに、日焼け止めや防止の着用を忘れずに取り入れてくださいね。
あごニキビの治し方～食べ物～
最後に食べものであごニキビを治す方法をご紹介しますね。
意識したいのは女性ホルモンを整える食べ物です。
女性ホルモンや、生理前特有の肌トラブルにも効くビタミンB6を含んだ「バナナ」
良質なたんぱく質を含む「ヨーグルト」は、女性ホルモンの分泌を促します。
お肌の細胞膜が酸化するのを防いでくれるビタミンEを含むナッツ類も女性ホルモンに欠かせません。
なかなか治りにくいあごニキビは女子力を下げてしまう要因ともなります。日頃のスキンケアはもちろん、生活習慣を整えて予防と改善につとめましょう。
