美肌をキープするに当たって日焼けは特に良くないことのひとつですが、やはりどうしても屋外での活動などで日焼けをしてしまうことはあります。
そこで大切になってくるのは日焼け後のケアです。正しい日焼け後のケアをすることで、その後の状態が全く違ってきてしまうんですよ！
日焼け後はヒリヒリと痛みが出たり、皮がめくれてくるなど様々なトラブルが起こります。そこで今回は、そんな日焼け後のケアについて正しいやり方をいろんな視点からご紹介していきます。
NGな日焼け後のケア
ではまず、デリケートな日焼け後のケアでやってはいけないことから説明していきます。このNGケアをしてしまうと、日焼けの跡がなかなか治らなかったり痛みが出てしまったりして大変なことになってしまいます。
美白効果のあるスキンケアの使用
日焼けして色が黒くなってしまったので、美白効果のあるスキンケア用品を使って白くしてしまおう！とつい考えてしまう人が多いのですが、これは絶対にNGです。
美白効果のあるスキンケア用品は肌への刺激が他のスキンケアラインに比べて大きいので、軽いやけどを引き起こしているような状態の日焼け後には使ってはならないのです。
場合によってはピリピリと痛みが出てしまうこともあるため、美白効果のあるスキンケア用品は日焼け後のケアには使わないようにしましょう。
丁寧なパッティング
日焼け後の肌はカサカサして水分が失われているような感じがします。
そのためついコットンなどで丁寧にパタパタとパッティングしてしまう人が多いのですが、これも日焼け後のケアではやってはいけないことのひとつです。
日焼け後は肌が非常に傷んでいるので、そこでパッティングをすると肌表面に目に見えない傷がたくさんできてしまい、肌の抵抗力が著しく低下してしまうのです。
マスクでパックする
日焼けをして肌が水分を欲している状態だから、ここは念入りにシートマスクでたっぷり保湿と栄養を肌に与えようとする場合も要注意です。
シートマスクには非常にたくさんの美容に良い成分が含まれているので、やはり日焼け後のデリケートな肌に使用するには効果が強くで過ぎてしまいヒリヒリしてしまうことがあります。
ひどい時には炎症が起きてますます赤みが出てしまうこともあるのでマスクは絶対に避けてくださいね。
正しい日焼け後のケア〜スキンケア〜
先ほどからも説明しているように、日焼けをしている肌は軽いやけどを起こしている状態なのです。
やけどを負ったときはまずどうしますか？とにかく一番に冷やしますよね。
保冷剤や氷を使ってタオルで冷やすのも良いですし、日焼けをするかもしれないとわかっていたらその日の朝に化粧水を冷蔵庫に入れて冷やしておいてそれをつけるなどするのがオススメです。
ただし、化粧水は痛みがない場合に使用します。
化粧水は日焼け後は、普段敏感肌でなくても敏感肌用の化粧水を使ってください。肌になるべく負担をかけたくないので、肌に優しい成分の無添加化粧水を使いましょう。
またついコットンでパックをしたくなってしまいますが、コットンとの摩擦で肌がダメージを受ける場合がありますので手のひらで優しくつけるようにしましょう。
日焼け後に痛みがない場合は、とにかく冷やして保湿するということが一番重要です。
正しい日焼け後のケア〜食べ物・生活習慣〜
さて続いては正しい日焼け後のケアで、食べ物と生活習慣について説明します。
まずは食べ物ですが、日焼けをすると肌にメラニン色素が作られて肌が黒ずんでしまいます。
そこで、そのメラニン色素の生成を抑えるはたらきがあるビタミンＣを多く含む食べ物を食べるとシミになりにくくなります。
ビタミンＣを多く含んでいるのは、赤や黄色のカラーピーマン、そして日焼けの時期に多く見かけるゴーヤなどです。
特にゴーヤは熱を加えてもビタミンＣが破壊されにくいので効率よく摂取することができます。
続いて生活習慣ですが、日焼けをした当日は肌が大変ダメージを受けてやけど状態になっているのでお風呂では湯船に浸からないで、ぬるいシャワーのみですませるようにしましょう。
そして当然ですがからだを洗う時には手のひらで優しく洗うようにすることで肌への負担がかかりにくくなります。
日焼けで痛みがあるときは？
痛みがある場合は、かなり日焼けによって肌がダメージを受けて炎症を起こしているということなので注意が必要です。
痛みがまだ軽くて水ぶくれなどもできていないようなら自宅では、やけどにも効くような軟膏を塗ってまずは痛みを抑えることを優先させましょう。痛みがひどい場合や水ぶくれがある場合はすぐに病院に行きましょう。日焼けの症状がひどい場合は自己判断でケアしないほうが安全です。
痛みがある場合、きちんとした処置を施さないと炎症が治まったとしても色素沈着をして跡が残ってしまったり、キレイに治らなかったりする場合があります。
病院では炎症を抑える薬や保湿剤などを処方してくれるので、もし自分でケアするのが不安な場合は病院へ行ったほうが安心でしょう。
皮がむけてきたらどうする？
日焼けをした肌は水分が失われてカサカサになって細胞が死んでしまい、皮が徐々にむけていきます。
そして新しいキレイな皮膚ができてきて再生をするのですが、ここで２点注意することがあります。
皮がむけてきたときに間違った行動を取ってしまうとシミになってしまったりかゆみや赤みが出てくる恐れがありますので、しっかり守ってくださいね。
皮を無理やりむかない！
皮が自然にむけてくる分には、その下に新しい皮膚が再生されているので特に問題はないのですが、まだ新しい皮膚が再生されていない箇所も無理やりむいてしまうと、そこの皮膚に紫外線が当たることですぐにシミになってしまうのです！
つい皮をペリペリとむきたくなりますが、ここはグッと我慢しましょう。
お風呂の時こすらない！
皮がむけてくると特にお風呂の時にはがれやすくなりますが、この時ナイロンタオルなどでゴシゴシこすって皮をむいてしまうと、痛みが出たり見た目がまだらに見えて美肌とは程遠い状態になってしまいます。
日焼けをした後は皮が完全にむけて再生されるまで石鹸やボディソープをしっかり泡立てて手のひらで洗うようにしましょう。
まとめ
日焼け後のケアについて、意外と知られていないNGケアから正しいケアまで、スキンケアや生活習慣などに分けながらご紹介してきましたが、いかがでしたか？
日焼けは軽く見られがちですが、確実に肌は大きなダメージを受けています。きちんと正しいケアをして、しっかりと肌が再生するように促してあげることが大切なのです。
普段のスキンケアからは一度離れて、日焼け後のデリケートな肌のために敏感肌用の化粧水などを駆使して早めに炎症などが治るようにケアの方法から改めていってくださいね。
