毎日しっかりニキビができないようにスキンケアをしているにもかかわらず、何故か繰り返しできてしまうという場合があります。この場合、もしかしたらからだの内側からニキビの原因が発生しているのかもしれません。
人は食べ物によって皮脂の量やホルモンのバランスなども変化していくので、毎日の食生活がニキビを改善するのには重要なポイントなのです。
そこで今回は、ニキビに良くない食べ物からぜひ食べてもらいたい食べ物まで、そして栄養素や食べ方までをしっかりご説明します。
ニキビに良くない食べ物
ニキビに良くない食べ物は、主に動物性脂肪が多く含まれているものです。牛肉や豚肉の脂身はその最たるものですね。
ちょっと疲れが溜まっているときに、スタミナをつけようとお肉をたくさん食べて寝た翌日にもうニキビができているということも珍しいことではありません。
肉などはもちろんからだにとって必要なエネルギーとして代謝をされるのですが、余った分というのはどうしても脂肪として溜まってしまって皮脂量が増えてしまうことになるのです。
また調理油もラードや牛脂、バターなどは動物性脂肪の塊ですから使用はなるべく避けて植物性油に切り替えるようにしましょう。
ニキビに悩まされているときは、焼き肉などの動物性脂肪をたっぷり摂取するような食事はなるべく避けておいたほうがニキビを悪化させず治りやすくさせます。
ただ、動物性脂肪も少量であればきちんとからだのエネルギーとなりますので、完全に避けるのではなくあくまで少量に抑えるよう意識するということが大切です。
ニキビに良い栄養素
ニキビは皮脂の過剰な分泌によって毛穴に詰まってしまい、そこからニキビの原因菌であるアクネ菌により炎症が起こります。
そのため、食べ物としては皮脂量を減らして新陳代謝を活発にしてくれるような栄養素が理想となります。それがズバリ!ビタミンB群なのです。
特にその中でもビタミンB2は皮脂量をコントロールしてくれる栄養素なので、足りなくなると皮脂量が増えてしまうのです。
これはビタミンB2が脂肪分の代謝を助けてくれるはたらきがあるからなんですね。
また皮脂量を抑えるだけではニキビは良くなりません。肌の再生を促すターンオーバーを活性化させるビタミンB6も同時に摂ることで、古い汚れた角質が取れて毛穴もキレイになっていきます。
もちろん他のビタミンもニキビにとってとても良い効果が期待できます。ビタミンAは皮膚の抵抗力を高めるはたらきがあるので、ニキビによる炎症が起きにくくなるのです。
またビタミンCは、ニキビが治った後に黒ずんでしまったり跡になってしまう色素沈着を予防するはたらきがあります。ニキビを治すには、まずビタミンが大切だというわけですね!
ニキビに良い食べ物
先ほどニキビに良い栄養素についてご紹介しましたが、そのビタミン類を含む良い食べ物をあげていきます。
まず皮脂量を抑えてくれるビタミンB2はレバーや卵、納豆などに多く含まれているので毎朝納豆に卵を混ぜて食べればバッチリです!
ビタミンB2は手軽に購入できるような身近な食べ物に多く含まれているので、摂取をしやすいという特徴があります。
ビタミンB6はお肉や魚に多く含まれますが、意外なところでバナナやナッツなどにも含まれているので、おやつにナッツ類やバナナを食べるようにしたり肉の脂身を取って食べたりすると効率良くニキビ予防ができます。
ビタミンAはほうれん草やにんじんなどな緑黄色野菜に多く含まれるベータカロチンからたくさん摂るようにするのがカロリー的にもオススメです。
もちろんレバーやうなぎなど動物性のものから摂ることもできますが、こちらの場合は妊娠初期の女性は胎児の健康を損なう恐れがありますので摂りすぎに注意しましょう。
ビタミンCはやはり果物から摂るのが一番ですね。特にイチゴは1日に5粒だけで1日の目安摂取量をクリアできますのでオススメです。
ニキビに良い納豆の食べ方!
ニキビに良い食べ物のひとつとして納豆をご紹介しましたが、実はこの納豆にはニキビに効果的な食べ方というものがあるのでご紹介します。
納豆は常温に戻す
実は納豆は常温にすることにより発酵が更に進むので、よりニキビに良い栄養素が増えていくのです。
とは言いつつも、あまりに常温で放置することは納豆自体を傷めてしまいますので食べる前20分くらいに冷蔵庫から取り出しておくとよいでしょう。
発酵が進むことで増えるビタミンKはニキビによる赤みを抑える効果が期待できます。
良く粘りが出るまでかき混ぜる
納豆には納豆菌の「ナットウキナーゼ」というあのネバネバ成分が豊富に含まれているのですが…。
これはやはり頑張ってかき混ぜてネバネバを増やさないと、せっかくの納豆の良い部分を引き出せなくなってしまいます。ナットウキナーゼはニキビに良いビタミンB2を生成してくれるはたらきがあり、血流も良くしてくれるので是非たくさん混ぜてから頂いてくださいね。
夕飯時に食べる
納豆というとどうしても朝食時に出てくるというイメージがありますが、実は夜中10時〜2時に活発におこなわれるターンオーバーを促すためにも夕飯時に食べるのが一番効果的なのです。
納豆は通常、1日に1パック食べれば十分なので夕飯時に積極的に食べるようにすることで肌の再生が進んで古い角質を落としてキレイな肌になるということなんですね!
納豆はかなり安価で購入できますし、さらに1日1パックのみとなれば非常に気軽に続けることができます。
まとめ
ニキビに良い食べ物や悪い食べ物、栄養素の話を中心に、そしてニキビ予防に素晴らしい効果を発揮する健康食品である納豆のより効果的な食べ方についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
大切なのは、ニキビに悪い食べ物でも完全にシャットアウトするのではなく、適度に取り入れて基本をビタミンが多くとれる野菜中心の食生活に変えていくのがベストです。
まんべんなく栄養素を取り入れるようにして、ニキビに良い栄養素だけを食べ過ぎるということのないように注意して工夫していきましょう。