ニキビができてしまうと、一番怖いのは跡が残ってしまうことですよね。ニキビ跡は、残ると中々消すことができず、肌の表面がデコボコになってしまったりと、美肌の大敵です。
しかし、ニキビ跡ができてしまっても、すぐに対策を行うことで、キレイに消すことができるのです。今回は、ニキビ跡の消し方と、ニキビ跡ができる原因について詳しくお話していきたいと思います。
ニキビ跡ができる原因
まず、なぜニキビ跡ができてしまうのか、ニキビの種類とともにお話していきます。
1.デコボコ跡が残る原因
ニキビができると、一番厄介なのがデコボコした跡が残ってしまうことです。これは、ニキビの炎症がどんどん悪化していくことにより、皮ふ内部の細胞までもが破壊されてしまうことが原因なのです。
特に、皮ふ質が硬い方に多くみられ、肌が敏感で炎症を起こしやすい方は要注意です。
2.赤ニキビ跡が残る原因
赤ニキビは、炎症が落ち着き、ふくらみがなくなると、赤みだけが肌に残ってしまうのです。これは、炎症を起こしたニキビの周りがうっ血した状態になっているからなのです。
ニキビ自体のふくらみが消えたからといって、この状態を放置し続けてしまうと、赤みは引かず、肌に跡が残ってしまうのです。
3.色素沈着跡が残る原因
赤みではなく、紫色に変化した跡や、茶色いシミのような跡ができてしまう色素沈着タイプは、ニキビ周辺の毛細血管にダメージを与えてしまうことが原因です。
茶色く色素沈着してしまったものは、ニキビが炎症を起こしている状態のときに、強い紫外線を浴びることでシミのようになってしまうのです。
デコボコ跡の消し方
デコボコ跡が残ってしまった場合は、保湿と肌にハリを与えるスキンケアを心掛けることがポイントです。
ナノコラーゲン・ナノヒアルロン酸
肌にハリを与える成分は、コラーゲンやヒアルロン酸が効果的ですが、分子が小さく、肌の深層まで届くようなナノコラーゲンやナノヒアルロン酸配合のものが特におすすめです。
化粧水や美容液を選ぶときは、これらの成分が配合されているものを選び、入念にスキンケアを行って下さい。
セラミドで保湿
ニキビができやすい方は、脂性肌と勘違いされている方も多いですが、肌の深層は乾燥しているインナードライ肌の可能性もあるのです。
肌は乾燥することにより、ターンオーバーが乱れたり、肌の再生を妨げてしまう可能性もあります。デコボコ跡を治すためには、肌にハリを与えるだけでなく、乾燥を防いで保湿してあげることで、肌をふっくら健康的な美肌に戻してあげる努力が必要なのです。
ピーリングなども効果的だといわれていますが、ピーリングは、肌が弱い方にはあまりおすすめできません。肌を余計に乾燥させてしまう恐れがあるので、まずはご紹介したハリと保湿に重点を置いたケアを進めていきましょう。
赤みの消し方
続いて、赤みが残ってしまった場合の対処法についてご紹介していきます。
化粧水の前にブースター
赤みが残ってしまった場合は、肌を整えることに重点をおいてケアしていくことが大切です。肌のうっ血を改善するためには、化粧水の成分を効果的に肌内部に浸透させてくれるブースターを使用しましょう。
化粧水は、高濃度のビタミンC誘導体が配合されているものが特におすすめです。ニキビケア専用のものであれば、かなり高濃度の良質な成分が含まれていますが、その成分が肌内部に浸透しなければ効果は半減してしまうのです。
ブースターは、肌の角質を柔らかくしてくれる効果があるため、化粧水の前にブースターで肌を整え、成分を浸透させてあげましょう。
イオン導入器もおすすめ
ビタミンC誘導体を肌に届けるために、ブースターを化粧水前に肌に与え、その後イオン導入器を肌に当てることでさらなる効果が期待できます。
イオン導入器などの家庭用美顔器は、近年お手頃価格で販売されていることから、比較的手に入りやすくなってきています。赤みを消すためにもおすすめですが、贅沢ケアの一つとして取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。
ニキビ跡が色素沈着してしまったら
ニキビ跡が茶色く変色してしまったりする色素沈着タイプは、肌のターンオーバーを正常に戻すことをポイントにし、食生活にも注意していきましょう。
紫外線をカット
茶色く色素沈着してしまったニキビ跡は、シミと同様に紫外線をカットしていく必要があります。消す前にまずは、進行を防ぐために紫外線対策を行いましょう。
美白化粧品を使う
シミにも効果的な美白成分配合の化粧品を使用することで、メラニンの生成を抑制してくれるため、茶色い色素沈着を濃くさせない効果があります。ニキビ跡といっても、色素沈着が起きてしまっている場合は、シミと同じ対策を行うことが大切なのです。
また、食事からもビタミンCを摂取することは可能です。サプリメントなどで不足分を補いながら、食生活においても、ニキビ跡を素早く消すことができるよう、バランスが良く、ビタミンがたっぷりとれる食事を心掛けて下さいね。