ニキビの中でも赤く炎症してしまったニキビは痛みがひどく、少し触れただけでも痛みが生じます。そんな一刻も早く治したい赤ニキビを治すためには、絶対にやってはいけないことがあるのです。
今回は、赤ニキビを治しにくくしてしまうNG行動と、応急ケアなどについて詳しくご紹介していきたいと思います。
ニキビの種類
まずは、痛みが強い赤ニキビの他にも、ニキビにはさまざまな種類が存在するのです。
白ニキビ
白ニキビは、先が白く、小さくふくらみがあるニキビです。この状態は、皮ふの中で炎症を起こしている状態なので、見つけたらすぐにケアすることで比較的完治が早いニキビといえます。
黒ニキビ
黒ニキビは、毛穴のつまりや皮脂の過剰な分泌によって引き起こされるニキビです。黒ニキビは、主にホルモンの分泌が活発な思春期の頃にできやすいとされています。
赤ニキビ
赤ニキビは、不規則な生活や、食生活の乱れなどによって、皮脂が過剰に分泌され、アクネ菌が増殖してしまうことにより炎症を起こしている状態です。
赤く腫れあがってしまっているため、痛みやかゆみが出る場合もあり、ニキビの中でもやっかいなニキビといえるでしょう。
のうほうニキビ
のうほうニキビとは、黄色ニキビともいわれ、黄色く膿が溜まった状態のニキビのことをいいます。このニキビは、つぶしてしまうと跡が残ってしまう可能性が高いので、見つけてもつぶさないよう注意しましょう。
このように、ニキビといっても症状や進行度によっては、その原因や名前すらも変わってきます。その中でもやっかいな赤ニキビを治すためには、注意すべきことがあるのです。
赤ニキビを治すためにやってはいけないこと
赤ニキビを、跡を残さず正しく完治させるためには、これらのことに気をつける必要があります。
触る・つぶす
ニキビができてしまうとやってしまいがちなのが、気になって触る・つぶすということですよね。しかし、触ることにより、手についた菌がニキビに悪影響を与え、菌を増殖させてしまうこともあるのです。
また、つぶすことは赤ニキビでなくても、絶対にやってはいけないことです。ニキビ跡の原因だけでなく、悪化や色素沈着を招く恐れがあります。
過度な洗顔
ニキビができる原因は、皮脂の過剰な分泌によるものが多いのですが、だからといって、皮脂を取り除くために、過度に洗顔することはやめましょう。
皮脂を取り除きすぎることで、肌が乾燥を感じると、また皮脂が出てくるという悪循環に陥ってしまいます。肌はとても敏感で、繊細な作りをしています。汚れを落とすにしても、優しくこすらないよう洗顔することがニキビ予防にもつながるのです。
殺菌力の強い洗顔料を使う
ニキビの原因であるアクネ菌の増殖をふせぐため、アクネ菌の殺菌を目的とした洗顔料を使用する方も多いと思います。しかし、あまり殺菌力の強いものを使用すると、肌内部の善玉菌まで殺してしまうことになりかねません。
肌がもつ抵抗力をサポートするようなケアをすることが大切だということは、忘れないようにしておきましょう。
アクネ菌が増えるNG行動
赤ニキビの炎症の原因ともいえる、アクネ菌の増殖は、普段の何気ない行動から増殖させる原因を作っている可能性もあります。
おでこや頬などにできた場合、髪の毛で隠す方が多いと思いますが、髪の毛にはホコリや整髪料などの、肌に刺激を与えるものが多く付着しています。恥ずかしいからといって、髪の毛で隠したりする行動は避けるようにしましょう。
また、マスクも要注意です。花粉症などで使用しないとアレルギー症状がひどい場合などは仕方ありませんが、マスクが赤ニキビに触れることで、刺激を与える可能性があります。刺激を与えることにより、かゆみを引き起こす可能性もあるため、隠すためだけにマスクをつけるという行動は避けるようにして下さい。
応急ケア
それでは、赤ニキビができてしまった時の、応急ケアについてご紹介していきたいと思います。
1.ローションパックで保湿
まずおすすめなのは、肌を沈静させる効果のあるローションをコットンにたっぷりふくませ、パックする方法です。
赤ニキビは、炎症が強いとかゆみが出る場合が多く、顔全体のほてりなどもあらわれる場合があります。冷たいローションでパックすることにより、肌の熱を鎮める効果もあります。
2.塗り薬
そして次のケアとしては、ローションパックで保湿し、沈静させた肌に、赤ニキビの炎症を抑える効果のある塗り薬を塗ることです。
市販のお薬でも、効果のある塗り薬は販売されているので、自分に合った市販薬を見つけておくと、炎症がひどくなる前に治すことができますよ。
しかし、赤ニキビの炎症がひどい場合は、皮ふ科などの専門医による治療を受けることが必要となります。塗り薬だけでなく、飲み薬を服用した治療法で、内側からも炎症を抑えることが出来るため、ひどい場合は応急ケアを行ったあと、病院にて診察を受けるようにして下さいね。