顔の大きさは骨格で決まるものなので、自分の努力ではどうにもならないことです。握りこぶしで隠れちゃうくらいの小顔女子の近くには近寄りたくない!と顔の大きさをコンプレックスに感じている人は、骨格以外にも顔を大きくさせる原因があることをご存知でしょうか?
骨格はどうにもできなくても、顔のむくみや脂肪なども小顔になるのを邪魔するものです。そこで顔をきゅっと引き締めるために効果のあるリンパマッサージをご紹介します。リンパをマッサージすることでどんな効果があるのか、リンパの働きについてもご説明します。
リンパマッサージの効果
リンパマッサージの小顔効果について知るために、まずはリンパの働きについて知っておきましょう。
リンパとは
リンパはどこにあるものか知っていますか?リンパという名称はよく聞くけど、具体的にどこのことを指すのか知らない人もいるでしょう。リンパはリンパ管という管で全身に網の目のように広がっています。ヒトの体の中の60%~70%は水分ですが、この水分は血液や組織の間をつなぐ組織液なども含みます。
その組織液は毛細血管に入り血液と一緒にまだ体内を巡りますが、その中の1割程度の組織液はリンパ管に入りこみ、静脈に送られて体内を循環します。そのリンパ管の中を巡る液のことをリンパ液と呼ばれるものです。
リンパの役割
リンパ液が流れるリンパ管には、リンパ節という部分があります。ソラマメのような形状のふくらみがあり、このリンパ節では免疫力を保つために大切なリンパ球や抗体を作り出すところです。さらにこのリンパ節では体内に侵入する細菌などを処理するところなのです。
リンパの流れ
リンパ液の流れが悪くなることがむくみの原因になることはよく言われることですが、リンパの流れが悪くなる原因は血液の循環の悪化と並行するものです。リンパ節で老廃物が溜まると免疫力も低下するし、全身のリンパ液の流れも停滞してしまいます。
リンパマッサージによる効果
リンパマッサージをするとリンパ液の流れを活発にすることができます。血管を流れる血液は心臓に戻って浄化されてまた体内に流れていきますが、リンパ液の中には老廃物や疲労物質などを回収して体外に排出するという機能があります。
リンパ節に向かってマッサージするとむくみがスッキリさせられますので、顔を引き締めたい人には嬉しい効果が得られるのです。
リンパマッサージをする前の準備
リンパマッサージにはマッサージの効果を高めるための準備をすることが大切です。同じようにマッサージをしても効果に大きく差があるので、ぜひ準備を整えてから行いましょう。
水分を補給する
体内の水分量を増やすことでリンパ液の濃度が薄くなり、流れやすくなります。水分は冷たいものではなく常温か体温よりも少し温かいくらいの白湯が良いでしょう。水分を補給して30分以内にマッサージするようにしましょう。
カラダを温める
リンパ液の流れは血流ともリンクしますから、血液の流れを改善するようにカラダを温めた状態でマッサージをするようにしましょう。入浴中や入浴後のタイミングが適していますよ。
リラックスしてから始めよう
リンパマッサージをする時は気持ちもほぐれた状態で行います。緊張状態では血管が収縮しやすく、心拍数も上がっているのでマッサージをするにはおすすめできません。緊張をほぐしてからマッサージをはじめるようにしてください。
小顔効果のあるリンパマッサージ
顔にも毛細リンパ管という細いリンパ管が張り巡らされています。そこに老廃物を含んだ水分が停滞しているとむくみで顔を大きく見せてしまいます。毛細リンパ管から大きな幹になる太いリンパ管に流すためには、顔じゅうのリンパ管に残っているゴミの回収をしましょう。
では、マッサージのやり方です。
1.鎖骨の下から脇の下にかけて少し強めに揉みます。(リンパ液の出口を開いて準備する)
2.両手の指でおでこの中心から少し引き上げるように外側へ流しこめかみで止めます。
3.眉頭から眉尻に向かって外側に流しこめかみで止めます。
4.まぶたをやさしく目頭から目尻に向かい指を滑らせます。
5.涙袋の下を半円を描くように流しながらこめかみに向かい滑らせます。
6.鼻の横、小鼻、口角と順番に顔の中心からクルクルと回転させながらこめかみまでマッサージします。
7.顔全体を弱いチカラで外側になぜるようにマッサージします。
8.こめかみから耳の後ろに向かい押し流します。
9.耳の下から首、さらに鎖骨に向かって押し流します。
これで小顔効果のあるリンパマッサージは終了です。最初に鎖骨の下にあるリンパ管と脇のリンパ節を刺激して開いておくことで老廃物が流れやすくなります。
バスタブの中で3分から5分程度の時間があればできるマッサージなので毎日の習慣にしてみましょう。一日の疲れをリセットして小顔効果も実感できるので続けてみてくださいね。