口周りにできるニキビに悩まされている方は多いのではないでしょうか。ただの食べ過ぎかな?と安易に考えてしまいがちですが、口周りのニキビは、大人ニキビの代表なのです。
今回は、大人だからこそできる口周りのニキビの原因を詳しくご紹介していくとともに、体の中・外の両方から改善する方法についてもご紹介していきます。
原因は体の中と外の両方にある
口周りにできるニキビの原因としては、体の中からの原因と、外からの原因に分けられます。
体の中からの原因
体の中からの原因としては、ストレスや腸内環境の悪化、ホルモンバランスの乱れなどが考えられます。
ストレスは、溜め込むことによりホルモンバラスの乱れを引き起こし、肌荒れの原因を作る場合があります。ストレスを感じない生活を送ることは難しいかもしれませんが、なるべく溜め込まずに発散する方法を見つけることが大切です。
また、腸内環境の悪化は、肌荒れを引き起こす最大の原因でもあります。便秘・下痢といった腸内環境の悪化によって、口周りにニキビが発生しやすくなってしまうのです。腸は肌をあらわす鏡ともいわれます。食生活を整えることにより、バランスのとれた栄養を腸内に届け、脂っこい食事による消化の負担を軽減することも大切なのです。
体の外からの原因
体の外からの原因としては、スキンケア用品やメイク用品など、肌質に合わないものを使用していることが考えられます。
自分の肌質は乾燥肌なのか、アレルギー症状が出る成分などはあるかなど、メイク用品やスキンケア用品を選ぶ際は、肌質を知ることが大切です。特に、メイク用品は油分が多く含まれているものがあり、皮脂と油が混ざることでニキビの原因を作ってしまう場合もあります。
まずは自分の肌質をよく知ることと、敏感肌であればなるべく天然成分由来のスキンケア用品やメイク用品を使用することを心掛けましょう。
口周りのニキビの治し方~体の中から~
口周りのニキビを体の中から治していくためには、まず食生活を整え、ニキビ改善に効果のある栄養を積極的に摂取することが大切です。
ビタミンを摂取する
口周りのニキビを治すために摂取したい栄養素は、ビタミンです。ビタミンが不足すると、乾燥や肌荒れを引き起こし、ニキビができやすい肌環境を作ってしまうのです。
ビタミンが多く含まれている食材はたくさんありますが、毎日同じ食材ばかりを摂取するのは難しいですよね。おすすめは、デトックス効果も期待できるレモン白湯を毎日飲むことです。レモンにはビタミンCが豊富に含まれており、白湯との相性も抜群です。朝と就寝前に、コップ一杯飲む習慣を身につけていきましょう。
また、サプリメントなどで補うのも効果的です。レモン白湯や食事だけでは摂り切れない栄養素も、サプリメントを併用することで効率的に摂取することができます。脂っこい食事を避け、ビタミン類を積極的に摂取していきましょう。
口周りのニキビの治し方~体の外から~
続いて、体の外からニキビを治すために効果的な方法をご紹介していきます。
洗顔の仕方に注意
洗顔は、私たちの肌を清潔に保つために必要な行為です。しかし、洗顔料が肌に残ったままでいると、ニキビの原因を作ってしまうのです。
洗顔料に含まれる洗浄成分は、肌をキレイにするために大切な成分ですが、洗い残しによる肌への刺激は、肌に負担を与えてしまいます。洗顔をする際は、必ず鏡で生え際や顎の辺りに洗い残しがないか確認するようにしましょう。
また、洗顔料は皮脂を洗い流す効果の高いものではなく、低刺激のものを選ぶことも大切です。たっぷり泡立てた泡で、優しく包み込むように洗ってあげましょう。
メイク用品を見直す
女性にとって、メイクをして紫外線から肌を守り、肌を美しく見せることは欠かせないことです。しかし、メイク用品に含まれる成分に注目することもニキビ改善には重要なことなのです。
メイク用品は、肌に良い成分ばかり含まれているわけではありません。美容液が含まれているファンデーションなどもありますが、必ず毎日メイクを落とす必要があるのは、肌へ負担を与えてしまうからです。
口周りにニキビができやすいという方は、油分があまり含まれておらず、敏感肌の方でも使用できる自然成分由来のものを使用するようにしましょう。
ヘルペスとの違い
口周りにできる吹き出物は、ニキビであるとは限りません。皮ふ科での治療が必要なヘルペスである可能性もあるのです。
ヘルペスとニキビの違いは、2つです。
・ニキビが炎症を起こした場合、白色や赤色、黄色と色が変化するが、ヘルペスの場合は色が透明や肌色
・ニキビは炎症を起こすと膿がたまるが、ヘルペスは水ぶくれのようになり、つぶれやすい状態
この2つの違いを知っておけば、ニキビとヘルペスを見分けることができると思います。顔の吹き出物は、体からの不調のサインです。ヘルペスの場合は、必ず病院にて診察を受け、治療するようにして下さいね。