顔のカタチは人それぞれです。面長、丸顔、ベース型など色んなタイプに分けられます。小顔の人はタマゴのようなカタチや丸顔が多いですね。ほとんど骨格で決まる顔のカタチですが、顔が大きく見えやすいのがエラの張った角ばった顔です。
エラ張り顔はあごの骨が発達しているのでどれだけダイエットをしても出っ張った骨を内側に入れることはできません。しかし、骨格とは関係ないところでエラが張って見えることがあるのです。
そこで、エラの張った顔を少しでも小さく見せるための方法をご紹介します。
顔のエラ張りの原因
両親や近い血縁者に、エラの張った骨格が目立つような人がいる場合は、骨格によるエラ張りの遺伝が強いのですが、エラが張って見える原因には筋肉が関係することも大きいのです。
エラが張って見える部分は下あごの耳の下の部分です。ここには咬筋という食べ物を噛む時に使う筋肉があります。この筋肉が発展しているとエラが張って見えると思われがちです。
でも、間違えてはいけないのは食べ物を噛むことがエラ張りの直接の原因ではなく、無意識のうちに歯を食いしばっているクセや寝ている間の歯ぎしりや姿勢の悪さなどが影響して咬筋が不自然に発達してしまうことが原因になっているのです。
とくに現代人に多いのが食いしばりのクセです。歯を食いしばる時にはかなり強い圧力がかかります。筋肉を使う必要がない時にも、歯を食いしばってしまうのは緊張や不安などストレスによって無意識にカラダに力が入っていて歯を食いしばってしまうんです。
普通に口を閉じている時には上下の歯は重ならずに軽く隙間が空いている状態でないといけません。歯がすり減ったり、歯を傷める原因にもなりますから食いしばりのクセは気をつけて直していきましょう。
エラ張りを解消する方法
エラ張りは簡単には解消することはできません。骨格によってエラが張っているのなら美容整形手術によって骨を削るしかどうにもならないことです。
でも、骨格以外が原因でエラが張っているのなら、その原因を改善すれば徐々にエラ張りも目立たなくなってきます。
食いしばりや歯ぎしりをやめる
自分に食いしばりクセがあるかどうか確認するには、パソコンやスマホを使っている時の口の中をチェックしてみることです。無意識の時に何度かチェックしてみると食いしばっていることが多いことに気が付いたら、意識して直すしかありません。
しかし歯ぎしりは寝ている間のことなので、どれほど気をつけても無理なことなのでマウスピースを使ってみます。歯に装着して違和感がないものを歯科医で作ることもできますし、歯ぎしり予防のマウスピースも販売されています。
自分が歯ぎしりをしているかわからない人は、一度歯科医に行ってみるといいですよ。奥歯の噛合面を見れば、食いしばりクセや歯ぎしりのクセがあるかどうかわかります。
舌を鍛える
エラと舌は無関係に思われますが、じつは舌を動かす筋肉が衰えていると食いしばりクセが出やすくなったり、食べ物を噛む時に必要以上の力を加えていることがあるんです。
口の中で舌が上手く動かないと、食べ物を噛む時にも正しく動かせません。また舌が衰えるとあごのラインがぼやけて二重あごになりやすく、その結果としてエラがさらに張って見えます。
舌を鍛える簡単な方法をご紹介しますのでやってみてください。
1.口を開けて舌を大きく前に突き出して3秒キープする。
2.舌を上に伸ばし3秒キープする。
3.舌を下に伸ばして3秒キープする。
1から3を正面を向いた状態と、顔を上に向けた状態で1セットずつ行いましょう。
エラのマッサージ
エラの周りは食べ物を噛む時には大きな負荷がかかります。この周辺の筋肉が疲れてコリコリになっていると血流も悪くなるのでむくみも生じやすくなります。さらに顎関節症など骨のズレも起こしやすくなるのでマッサージをしてコリを解消しておきましょう。
1.耳の下に人差し指、中指、薬指の3本の指を当てて口を軽く開けます。
2.口を開けたり閉じたりすると動く部分を中心にして円を描くようにマッサージします。
3.エラの下に指を入れるようにして下から上にグイグイと押します。
以上のマッサージでエラの周辺の筋肉をほぐせます
姿勢を改善する
ストレートネックや猫背など、姿勢が悪いと噛み合わせも悪くなります。噛み合わせにズレが出てくるとエラの筋肉が不自然に発達しやすいのですよ。姿勢に自信のない人は、姿勢矯正グッズなどを活用してみるのも良いでしょう。
座り姿勢を矯正するクッションや猫背を矯正するベルトなど、色々ありますよね。整体院で骨格の歪みを矯正してみるのも即効性があります。
ヘアスタイルでカバーすることもできる
エラ張りを解消する方法を色々やってみたけれど、骨格そのものが張っているのでどうにもならない場合は、ヘアスタイルで目立たなくすることはできます。
芸能人にもエラ張りをヘアスタイルでカバーしている人は多数いますよ。一番エラ張りをカバーしやすいのがボブスタイルです。ちょうどあごのラインにそろえたボブスタイルで頬を隠すような感じでカバーします。
ヘアスタイル以外にも、メイクでシャドーとハイライトで陰影をつければ目立たなくなります。エラ張りは小顔に見せるのは難しい一面もありますが整形までしなくても髪型やメイクを工夫してみましょう。